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本当は怖い「童謡・指切りげんまん」と言う風習!!

日本人であれば、誰しも1度は経験があると思いますが、誰かと何か約束を交わす際に「指切りげんまん嘘ついたら針千本飲ます、指きった」という、小指を絡め合いながら、このような歌を歌い約束をするという行動。
実は、この指切りげんまんというものは多くの人があまり意味を知らずに、日本では一般的に子供から大人まで行っていることが多いのですが、実はこの『指切りげんまん』非常に怖い風習から生まれたものであり、呪い(のろい・まじない)としても大きな効果を持っていると考えられています。

今回は、この『指切りげんまん』についてお話をしていきたいと思います。

『指切りげんまん』とは?

今回お話をして行くにあたって『指切りげんまん』については、いまさら詳しく説明する必要もないかとは思いますが、ここでは一応簡潔に説明をしていこうと思います。

「指切りげんまん」というのは、何か約束事を行う際に握り拳の小指のみを立てた状態にし、約束事をする者同士がこの小指同士を絡め合い「指切りげんまん嘘ついたら針千本飲ます、指切った」と歌いながら「指切った」の部分で小指を離す、という呪い(まじない)の1種のようなものです。
童謡の1つとも言われていますが、幼児から大人まで日本人であれば多くの人が行っている行動だと思います。

一般的に幼稚園や保育園などでも、非常にポピュラーに教えられているもので、日本人であればほとんどの人が知っているものなのではないでしょうか?
単純な「童謡」と言う訳ではなく、言葉遊びのような認識がほとんどですが、「約束事をする時の儀式・呪い」のようなものです。

『指切りげんまん』の意味

「指切りげんまん」というのは、日本人ならばほとんどの人が知っており一般的に使われているものですが、実際のところではこの「指切りげんまん」というものが何なのかと問われると、答えられる人は非常に少ないのが実状です。
今この記事を読んでいただいているあなたも、恐らく「指切りげんまん」の意味自体は、詳しく知らないのではないでしょうか?

まず、この『指切りげんまん』という言葉の「指切り」の部分は、書いて字の通り「指を切る」という意味ですが、ではこの『げんまん』という部分。
この部分が意味するものは何なのか?と問われると、殆どの人が答えることはできません。

『指切りげんまん』という言葉は、一般的には「指切り」という字と、平仮名表記の「げんまん」と言う文字の構成で記載されているものが多いのですが、正確には『指切拳万』という表記が正しい表記になると言われています。
この文字の意味としては、指切りと共に約束した内容を破った場合に、『拳万』と言う文字から「1万回殴る」という意味に字面から間違われがちなのですが、実際にはこの「拳万」という言葉の意味は「裁縫針を1000本飲ませる」という意味となります。

つまり歌の通り「指切り拳万嘘ついたら針千本飲ます」という意味が『指切りげんまん』という言葉に集約されています。
この「指切りげんまん」という言葉、この言葉には「約束をする」ということと、その「約束を破った際に執り行う罰」という部分を、しっかりと明確に言葉にした上で約束を取り交わす呪い(まじない)になっています。

何故『指切りげんまん』?

では、なぜ『指切りげんまん』という言葉になったのでしょうか?
ここまで説明しきた中で「拳万(げんまん)」つまり罰の部分は何となく分かるかもしれませんが、「指切り」という部分に関しては、なぜ指切りでなければいけないのか?という部分に疑問が浮かんでいる人もいると思います。

しかし、この「指切りげんまん」という呪い(まじない)、実はこの「指切り」という部分が始まりとなっており、「げんまん」という部分は後から付随してきたものだと言われています。
この部分については『指切りげんまん』という物の起源の部分のお話から始めなければなりません。

まずは根本的な部分、なぜ指切りという形になっていったのか?、これについては古くは鎌倉時代に遡るといわれています。
鎌倉時代に書かれた「吾妻鏡」に「指を切って責任をとらせる」という記述があり、日本の歴史上においては、何かの責任を取らせる際に『指を切る』という風習があったことを示唆しています。
この吾妻鏡の中では、戦いの中で同士討ちしてしまった武士が、その責任を追及され罰として右手の指を切られる、という『指切りの刑』に処されたという記述があり、これが時代とともに、室町時代などでは手癖の悪い罪人などがこの指切りなどの罰に処されたと言われています、

しかし、ここまでの話を聞いている限りであれば、これは罪人に対する罰で行なわれていたものであり、約束ごとをするときに使われる言葉とは到底思えないと思います。
重要なのはここからで、現代の『指切りげんまん』に形を変えていったのは江戸時代と言われています。
指切りげんまんという風習が生まれたのは、江戸時代の吉原と言われており、もともとは遊女の間で生まれた誓いの儀式契約であったと言われています。
この時代の吉原にいる遊女の多くは、金銭的問題で身売りされたり孤児などが多く、遊郭にお金で売られてきた遊女などが非常に多かったため、遊女達は自身の借金を返しながら、いつか吉原から出れることを願い働いていたと言われています。

この時、身請けという制度があり、男は遊女の借金を肩代わりし礼金を支払うことで遊女を遊郭から連れ出し、夫婦となることができたとされています。
こういった夫婦の誓いを立てた遊女と男が、2人の愛が不変であることを誓う際に証拠を立てる事を『心中立て』と言い、その儀式として遊女が客である男に対して心中立てとして、小指の第1関節周辺から指を切り落とし、その指を渡したことが始まりとされています。

また、現代においては、極道の世界においてヤクザのエンコ詰めというような、小指を切る風習が想像されるかもしれませんが、これもこの遊女が指切りをしたところから始まっていると言われています。
指を切り落とすというのは非常に激痛を伴い、苦しい思いをする行為であり「それほどまでにあなたを愛している」ということを証明するものとして、吉原の遊女の間では「あなたに対してそれほどまでの思いを私は抱いている」という「心中建て」の証として行なわれていたと言われています。
しかし、実際に指を切り落とす遊女は多くなく、小指の模造品を男に贈る遊女が非常に多かったため、この指切りという風習が一般的に広まっていき、指切りという行為が、約束を必ず守るという意思表明として浸透したと考えられています。

こういった2つの背景から、後に極道の世界で親子の契りを交わした親に対する忠誠の誓いであったり、下手を打ってしまった時にそれほどまでに責任を感じていると言う意思表示の方法として、指を差し出すという風習が生まれたと考えられています。
これが後に『指切りげんまん』という形に変わっていったと言われています。

『指切りげんまん』には続きがある?

日本人であれば、ほとんどの人が知っていると思われるこの『指切りげんまん』の童謡。
ほとんどの人は「指切りげんまん嘘ついたら針千本飲ます、指切った」という歌だと思っているのではないでしょうか?
しかし、この歌には実は続きがあると言われています。

一般的には「指切った」の部分で終わっていると思われており、指切りげんまんを行う際にもこの「指切った」の部分までしか唱えられることはありません。
しかし、江戸時代に遊女たちが指きりげんまんを執り行っている際には、この歌にはまだ続きがあり「指切りげんまん嘘ついたら針千本飲ます、指切った、死んだらごめん」と言う歌であったと言われています。

この「死んだらごめん」というのは、江戸時代の遊郭の背景が関係していると言われています。
江戸時代の遊郭にいる遊女達は決して良い環境で生活をしていた訳ではなく、まともな生活を送れているのは、ごく1部の人気遊女たちのみだったそうです。
その為、ほとんどの遊女は劣悪な環境で生活をしており、身請けの約束をし、男女の契りを交わしたとしても、実際には、遊郭から出ることが出来ずにその人生を終える遊女たちが非常に多かったと言われています。

その原因の多くは、今ほど衛生面が良くなかった部分であったり、性感染症などの病気によって亡くなっていく遊女も多かったと言われています。
その為、この時代の遊女達は平均寿命もあまり長くはなく、非常に若くして亡くなってしまう遊女も多かったと言われています。

また、遊女を妻に迎えるための「身請け」にかかる費用というのは、とてもではありませんが一般の市民などに払える金額ではなく、身請けができるのはごく一部の貴族であったり、武家の上層の人間だけであったと言われています。
こういった背景もあり男女の契りを交わし、身請けの約束をしたとしても、簡単にすぐ身請けをできるわけではなく、身請けまでに非常に時間がかかったため、男女の契りを交わしたものの身請けの時を待たずして命を落としてしまう遊女も非常に多かったと言われています。

そのため「指切りげんまん嘘ついたら針千本飲ます、指切った」と言って誓いを立てたとしても「もしこの約束を守れなかったとしたら、、それは私の命がなくなってしまった時」という意味があり、最後に「死んだらごめん」という言葉が付いていたと言われています。
それほどまでに江戸の遊女たちは、この指切りげんまんという呪い(まじない)による約束事を大切にしていたという考えられています。

呪術・呪いとしての『指切りげんまん』

ここまでお話をしてきたのは、歴史的背景としての「指切りげんまん」というものについてです。
しかし、この指切りげんまんというもの始まりについては、諸説あるので定かではありませんが、呪術や呪い(まじない)の観点から見ても、非常に強力な儀式となっています。

現代においても非常に簡単かつ一般的に「指切りげんまん」という儀式は執り行なわれていますが、この呪い(まじない)は正確に執り行うと、非常に強力かつ恐ろしい呪いの儀式となってしまいます。
呪術的要素は非常に強く、この指切りげんまんによって約束したことは、守らなければ非常に強力な災いが自分の身に降りかかる可能性がある儀式となっています。

当サイトの記事をよく読んでいただいている方ならば、ある程度わかるかもしれませんが、自分の体の一部を相手に送りつけるという行為は、呪術や魔術として非常に強力な意味を持ちます。
自分の体の一部(小指)を生贄に差し出し、相手と契約を結んでいる事となる、この指切りげんまんは、非常に強力な契約の力を持ち、呪術としても非常に強い力を持ちます。
そのため、この呪術を執り行いながら約束した内容を守らなかった際には、送り付けられた指が強力な呪物となり、大きな災いをもたらすこととなるでしょう。

古来より、呪物として指などがよく発見されるのは、こういった反面があるからとも言われており、呪術や呪い(まじない)などの観点から歴史を読み解くと、この指切りげんまんという呪い(まじない)は、呪術や呪い(まじない)の知識がある人間が考え出し最初に執り行なったのではないかと言われています。
日本人であれば、普段から非常に軽い気持ちで簡単に取り行ってしまうこの「指切りげんまん」ですが、正式に執り行うとこのように非常に強力な呪い(まじない)となってしまうので、安易な気持ちで「指切りげんまん」を執り行うのは危険かもしれません。

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