都市伝説系

最恐最悪の心霊写真【アステカの祭壇】

あなたはアステカの祭壇と言われる心霊写真をご存じでしょうか?
有名テレビ番組『奇跡体験アンビリバボー』でも紹介されており、あのアンビリバボーの人気企画でもあった『恐怖体験アンビリバボー』と言う心霊コーナーは、この【アステカの祭壇】と呼ばれる心霊写真を取り上げてしまったことで、人気コーナーだったにもかかわらず終了してしまったと言われています。

今回は、この【アステカの祭壇】と呼ばれる最恐最悪の心霊写真についてお話をしていこうと思います。

アステカの祭壇とは?


今回お話しをしていく【アステカの祭壇】と言われる心霊写真は、撮影された「場所」や「年代」というものもバラバラで、基本的には赤い影が映り込んでおり、いずれの写真もその影が何かの台や壺のような形をしている心霊写真です。
このアステカの祭壇というのは、日本において広まった都市伝説のようなものなのですが、いずれの写真も「何かの台や壺のような形をしている赤い影」というものがアステカ文明の祭壇などが写り込んだものと言われており、アステカの祭壇と呼ばれるようになりました。

この写真は、特に「この場所だから撮れる」と言ったような、場所の指定や日時など「特定の条件下」でのみ撮影される写真では無く、日本全国いたるところ、強いては海外でも撮影されることが多く、世界中でこの写真が確認されていることからオカルト業界においては特に大きな話題となりました。
このアステカの祭壇という心霊写真が一躍有名になったのは「奇跡体験アンビリバボー」の人気コーナーである「恐怖体験アンビリバボー」というコーナーで取り上げられたことがきっかけとなっています。

アンビリバボーとアステカの祭壇


このアステカの祭壇との関係というのは、奇跡体験アンビリバボーの中の人気コーナー「恐怖体験アンビリバボー」という「心霊・オカルト」などについて取り上げている、同番組内の人気コーナーにおいて取り上げられたことがきっかけと言われています。
当時は、まだそこまで認知度が高かった訳ではない、このアステカの祭壇と言われる心霊写真を、人気番組「奇跡体験アンビリバボー」が取り上げ、その中で『この心霊写真は、非常に危険な心霊写真である...』と紹介された事によって日本国内で爆発的に有名になったと言われています。

なぜ、このアステカの祭壇と言われる心霊写真が危険なものだと言われているかというところについては、13世紀から15世紀頃に栄えていたと言われている『アステカ文明』が深く関わっていると言われており、このアステカ文明において、太陽神を祀るため日常的に人身供養を行い、日常的に生贄を捧げていたと考えられている事が関わっています。
この生贄(人柱)を捧げる際に使用されていた「祭壇」や「祭具」といったものが写り込んでいることから、人柱に捧げられて生け贄となった人達の念が、写真に写り込んでいる非常に危険な心霊写真であるというものでした。

恐怖体験アンビリバボーの中では、このような内容で紹介をされたアステカの祭壇ですが、この番組放送直後から同番組「奇跡体験アンビリバボー」には、とてつもない数の苦情の電話・問い合わせが入ったと言われています。
一般的には多くの霊能者から「なんというものをテレビに映すんだ」と苦情が入ったと言われており、多くの霊能力者を怒らせてしまう結果を招き、このような危険な状態を招いたことなどもあり、これが原因で奇跡体験アンビリバボーの中でも1・2を争うほどの人気コーナーであった「恐怖体験アンビリバボー」は打ち切りへと追い込まれてしまったと言われています。

アステカの祭壇は危険なのか?


オカルト的な観点から検証している霊能者の方々から言わせれば、アステカの祭壇は非常に危険な心霊写真であり「写真を見たもの全てに災いをもたらす」ほど強力で、危険な心霊写真であると多くの方がおっしゃられます。

しかしながら、このアステカの祭壇と言われる心霊写真が危険なのかどうなのか?という部分に関しては、オカルト観点から見ても私は少し疑問を感じる部分も少なからず存在します。
一般的に、アステカの祭壇は「危険な心霊写真である」と言われていますが、本当にアステカ文明の生贄文化の中で使用されていた祭壇や祭具などが写っている心霊写真であり、生贄にされた方の念が籠っているというのであれば、これはアステカ文明における太陽神という考え方自体を否定するものになると私は考えるからです。

そもそもアステカ文明における人身供養のための生贄というものは、儀式によって人柱として生け贄に捧げられることで、太陽神の側近として死後、神に使えるという名誉ある立場であり、生贄(人柱)に選ばれる事はとても名誉なことであるとされていました。
実際のところがどうであったか?ということは別としても、アステカ文明のこういった人柱・生贄文化というものが、そういった考えのもと成り立っているものである以上、生け贄となった人達が怨念を抱いており、写真に写り込み、それを見た人間たちに大きな悪影響を及ぼすというのであれば、アステカ文明の太陽神という考え方自体が根本から間違っていたということになり、この様に根本的に「太陽神なんて存在しないだろう」という話になってしまうと、このような心霊写真というオカルト的なもの自体の存在否定となってしまいます。

逆に、アステカ文明における太陽神などの考え方や生贄に関する考え方の中において、そういったものが存在するという前提で話を進めるのであれば、生贄となった人達が念を抱き、このような心霊写真が現れること事もおかしいという事になるのではないかと私は考えています。
つまり、この「アステカの祭壇」という心霊写真は、「一般的によく撮影される危険な心霊写真」という部分に関しては間違いではないのかもしれませんが、「アステカ文明と関係性がある」というのは少し無理なこじつけではないかと考えています。

そもそも日本から1万㎞以上も離れており、ほぼ地球の反対側近くまで離れているメキシコに存在しているものが、この日本国内で多く撮影されるということ自体に疑問も感じます。
メキシコで多く撮影されている心霊写真でというのであれば納得もいくのですが、日本国内で多く撮影されているというあたりにも疑問を感じざるを得ないものだと私は思います。
このアステカの祭壇は世界中各地で撮影されていると言われていますが、その殆どは日本国内で撮影されたのものばかりで、あまり海外のものは出てきません。
本当にアステカの祭壇・祭具が映り込んでいるのであれば、日本国内よりもその多くはメキシコで撮影されたものである方が自然なのではないでしょうか?
やはりこういった部分から考えても、このアステカの祭壇と呼ばれる心霊写真が「アステカ文明と関わりがあったものである」というのはなかなか肯定し難く、むしろ結びつけることの方が難しいものとなっているでしょう。

しかし、このアステカの祭壇と言われる心霊写真。心霊写真のセオリーに則って考えるのであれば、心霊写真の中でも最上位に近い危険性を持つ「赤色」を主体とした心霊写真となっているため、非常に危険なものであることには変わりないと考えます。
この様に、非常に危険な心霊写真であることには変わりないと私も考えますが、奇跡体験アンビリバボーの中で説明をされていたような、アステカ文明との関わりなどといったものに関しては、関連性を証明する事が難しく否定せざるを得ないと思います。

結果的には、
アステカ文明との関連性は否定せざるを得ない心霊写真となりますが、持ち主や撮影者に非常に危険な災いが降りかかることは、否定しきれない危険な心霊写真というのが正確なところではないかと私は考えます。

アステカの祭壇≪否定論≫


今回、私は「アステカの祭壇」と呼ばれる心霊写真に関しては「非常に危険な心霊写真」の部類ではあると考えますが、「アステカ文明との関わりというものは、完全に否定する」という結論からお話をしてきましたが、私の持論だけでは無く、科学的な観点や当時の番組スタッフなどの話として言われている「アステカの祭壇 オカルト否定説」も多く存在しています。

科学的な観点から「アステカの祭壇」と呼ばれる心霊写真を否定している人達の多くは、実は『カメラマン』です。
現代のデータ化されたデジカメなどにおいて、アステカの祭壇を撮影することは難しいようなのですが、当時のようなフィルムを使用したアナログカメラで撮影した際には、フィルムに露光が入った場合に、こういった赤い光が入り、いわゆる「アステカの祭壇」と呼ばれる心霊写真のような写真が撮れる、と多くのカメラマンは話します。

私自身、カメラにはそれほど詳しい訳ではないので、実際にそれが真実なのかという部分に関しては、検証しかねる部分もあるのですが、フィルムを使ったようなアナログカメラの時代から、カメラマンやカメラを扱っている人達から言わせると、しばらく使っていなかったカメラを使用する際に、「フィルムが入っていたかどうか」「フィルムが残っていたかどうか」ということを確認する際に、外蓋を開けてしまうと、その時に屋外などの光が強い場所であった場合にフィルムに光が当たってしまい、その光によってフィルムが焼けてしまうことがあるそうです。
これによって既に外光で焼けてしまったフィルムに撮影すると、既にフィルムの焼けてしまった部分が赤みがかり、アステカの祭壇のような赤い光が差し込んだ様な写真が撮れてしまうそうです。

また裏付けのある話ではありませんが、よくネットなどで当時の番組スタッフなど番組制作関係者が語った話として出回っているのが、アステカの祭壇を放送した直後クレームや問い合わせの電話などが局に殺到したこと自体は事実で、それが「恐怖体験アンビリバボー」という人気コーナーを終了まで追い込む事態になったのも事実であるが、一般的に噂されている様な、霊能者達から「なんてものを映しているんだ」というクレームではなく、その問い合わせのほとんどはカメラマンからで、「あの写真は外蓋を開けて露光が入ってしまうと、フィルムが焼けてしまって、そのまま写真を撮影するとあのような写真が撮れる。それをあのような形で放送するというのは、どういう考えですか?」といったような内容が多かった、というのも1部噂されています。

真実はどちらかは分かりませんが、私はそういったものが撮影されることもあるということは理解した上で、最終結論としては「アステカの祭壇と言われる写真たちの中には、非常に危険なものも多く存在しているのではないか」と考えています。

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