肝試しに行きたい方へ
お盆休みや夏休み、出かける方も多くなる頃かと思います。
かんかんと照り付ける太陽と海に、多種多様な出店と夜空に咲く色鮮やかな花火。そして熱い日光を避けて行われる、夜の肝試し。夏と言えばどれも欠かせないものですね。今回はこのうちの肝試しについて取り上げていきます。
筆者の母校では、泊まりの行事があるときに肝試しがありました。その時は教師陣が驚かし役となって、暗い夜道を散策したものです。
当時は肝試しなんて怖くない、なんて言って怖がる同級生達にひっつかれながら歩きましたが、内心ではとんでもなくびびっておりました。草陰から驚かしに来る教師にびっくりして肩を揺らし、実は怖がっていることがバレやしないかとヒヤヒヤしていたのも良い思い出です。
そんな学校主催の肝試しは、そのほとんどが安全な場所と内容で行われるのですが、実際の事件や事故、霊障があったと噂される場所への肝試しには行かれたことはありますか?
心霊スポットでの肝試しをするリスク
夏らしい行事のひとつである肝試しですが、中にはいわくつきの、いわゆる心霊スポットと呼ばれる場所に行く人もいると思います。昔誰かが亡くなった場所だとか、おぞましい事件が過去にあったとか、心霊スポットにはそういった怖い話がつきものです。
実際に心霊スポットに行ったら、世にもおぞましい体験をしてしまった、なんていう人も多くいます。中には心霊スポットに行ったあとから、不可思議な現象が身の回りに起こるようになった、なんて方もいるでしょう。
心霊スポットを甘く見てはいけません。もしそこで霊に取り憑かれてしまったら、度重なる心霊現象に心身が疲弊する可能性があります。
お祓いも無償ではありません。大金を払わなければいけないかもしれないのです。しかも、お祓いをしたからといって100%成功するとも限りません。長い間心霊現象に悩まされることだって十分に考えられるでしょう。
そうならないためにも、心霊スポットの危険性はきちんと知っておく必要があります。
これだけは知っておくべき!危険なサイン
心霊スポットには危険が迫っていることが分かるいくつかのサインがあります。このサインを見逃して同じ場所に居続けると、霊に取り憑かれたり危険な心霊現象が起こる可能性がとても高いです。
今から紹介するサインに気付いたら、絶対に、その場からすぐに逃げてください。
異様な空気を感じた
心霊スポットに入る前、もしくは入ったあと。あきらかに「空気が変わった」と感じたら要注意です。
生物には自覚がなくても、本能的に危機を察知する力があります。これは人間も同じです。
霊感がなくてもわかるので、以下のポイントに気をつけてみてください。
空気が変わったと感じるポイント
- ヒヤリと肌寒い
- 急に空気が生温くなる
- 息苦しい
- 空気が重い
- 視界が不鮮明になる
心霊スポットでは「空気が変わった」と表現されることがあると思います。
本当にそんなことがあるのかと思われるかも知れませんが、実際に心霊現象に遭遇した経験がある方はそう表現することが多いです。そうした話を聞く限り、こうした感覚は記憶に強く刻まれるほど鮮明な感覚です。
ちょっとでも何かが違うと思ったら、危険が迫っている証拠と思ってください。
ラップ音が聞こえた
心霊現象のひとつとして、ラップ音というものがあります。なんらかの破裂音が、なにもないところから聞こえる現象です。他にも物が勝手に動いたりして音が鳴ることもあります。
心霊スポットにおいてもなんらかの音が聞こえた場合は、確実になにかがそこにいる証拠です。
霊は自分に気付いて欲しい、という気持ちがとても強いです。気付いてもらえるようにわざと不審な音を鳴らすことがあります。
とくに間近から聞こえたり、遠いところで鳴っていたのに徐々に音が近付いてくる場合はかなり危険です。霊がすぐ近くに迫っています。
もしかしたら、そのまま家までついてくるかもしれません。
不審な音の特徴
- 話し声やうめき声
- 自分以外の足音
- 何かが弾ける音
- 何かを叩く音
ホラー映画では段々と音が近付いてきて、わっと背後から襲いかかる演出があります。目には見えなくても、この状況を想像してみてください。
少しずつ近付いてくる音は、まさにあなたに霊が近付いてきていて干渉しようとしているのです。霊は普段目に見えないので、気付かずにそのまま家まで案内している可能性だってあります。ぞっとしますよね。
変な臭いがした
実は幽霊にもにおいがあります。ほとんどの場合、幽霊のにおいは生きている人にとっては嫌なにおいと感じることが多いです。
なお場所が森だった場合は、特ににおいに注意を払ってください。森の中は野生動物が多く生息しているので、動物の霊もたくさんいます。動物の霊からは獣臭がするので、普通の霊と違うにおいにも気をつけなければ行けません。
もちろん、霊ではなく本物の野生の動物が潜んでいる可能性もあります。物理的に大怪我を負うかもしれませんし、肉食の獣であれば最悪命を落とすことだって考えられます。
変なにおいの特徴
- 腐敗臭
- 獣臭
- 線香のにおい
- 非常に狭い範囲でのみ異臭がする
霊が見えた
霊感が全くなくても、霊が見えることがあります。元々心霊スポットでは霊が集まっていたり、霊の力が強まるため見えやすくなります。
しかし普段見えない人にも見える霊は、場所の影響があったとしてもそれだけ強力な霊という証拠です。
もし見えてしまったら、すぐにその場を離れてください。強力な霊はただ近くにいるだけでも大きな悪影響を及ぼします。最終的に取り憑かれる可能性もとても高いので、距離を置くことが大事です。
霊が見えたと感じるポイント
- 誰もいないはずの場所に人がいる
- すぐ近くですれ違った気配がする
- 火の玉が飛んでいる
- 黒いモヤのようなものが浮かんでいる
その他の危険なサイン
その他心霊現象の特徴
- 耳鳴りがする
- 金縛りにあう
- 頭痛
- 肩が重い
- 吐き気
- 身体を叩かれる
- 急に風が吹きだす
- 他のメンバーが変なことを言い出す
- 急に感情が高ぶる
- 突然鬱になる
耳鳴り、金縛り、頭痛や肩の重みや、背中や肩を叩かれるなどは心霊現象として有名なものです。どれも身体に害があるものなので、すぐに分かると思います。
また、頭痛と肩の重みや吐き気は、既に霊が憑いている可能性が非常に高いです。魂の異物である霊により、身体に高負荷がかかっている状態です。
霊は憑いてしまってから時間が経てば経つほどお祓いが難しくなります。身体に異変を感じた際は、自分でできる範囲で大丈夫なので、お祓いを試みるのがベストです。
他にも、一緒に来ているメンバーがいたら行動や言動に気を配りましょう。もし誰かが「帰ろう」と言い出したら、自分にはわからなくてもメンバーは危険を感じているかもしれません。取り返しのつかない事態になる前にすぐに引き返しましょう。「ビビってるんだ」と安易に判断しないでください。
急に態度が変わったり、おかしな行動や言動をし始めたら要注意です。小さな変化にも気をつけましょう。
まとめ
主な心霊現象の特徴
- 異様な空気を感じる
- 不審な音が聞こえる
- 異臭がする
- 霊が見える(人の気配を感じる)
- 体調不良になる
- 身体的刺激を感じる
- 急激な精神的変化
以上、肝試しの危険なサインと判断ポイントを紹介しました。夏の肝試しに行くときは、これらに注意してみてください。
また、当サイトにはお祓いの方法も多く掲載していますので、合わせてご参考にしてみてください。