古着や古物は危険!? 物に宿る力の恐怖

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古着や古物は危険!?物に宿る力の恐怖

近年、スマホの普及によりメルカリやラクマなど、アプリで誰でも手軽にフリーマーケットを利用することができる時代になりました。
資格がなくても簡単に売り買いが可能で、販売者と直接値切り交渉をしたり商品情報を細かく質問することもできることから、利便性も高く評価されています。
さらには、同じ地元の人から使わなくなったものを譲ってもらえるジモティーといったサービスもアプリで提供されています。
こちらは無料なのでお金もかからず、コンビニなど必ず人目のある場所で本人同士が取引するシステムのため、安全面にもしっかり配慮されています。
特に思い出のこもった品を手放す際に利用されることが多く、対面で行うので譲り受ける品の思い出話に花を咲かせたり地元民とのコミュニケーションを楽しみとして利用している方も多いです。

このようなアプリの流行がきっかけで、古着や古物に抵抗感のない方も増えてきています。
今ではメルカリで生計を立てている方もいるほどです。
かくいう筆者もお安く入手したい気持ちからメルカリは欠かせません。
しかしこのようなアプリだけに関わらず、他者が既に使ったものを再利用するのは時に注意が必要なこともあります。

物に宿る気

付喪神(つくもがみ)という言葉があります。有名なので聞いたことのある人も多いでしょう。
付喪神とは、日本に古くから伝わる伝承です。長い年月を経た物に宿るといわれる一種の精霊、もしくは霊魂のようなもので九十九神と表記される場合もあります。
眉唾ものだと思われがちですが、実は物に何かが宿るというのはそう珍しい話ではありません。

古着や古物は、大前提として他者が使ったものです。
こういったものには意図せずとも持ち主の感情や記憶、持ち主に影響を与えた力が残ってしまいます。
それが強ければ強いほど、蓄積すればするほどに気や念という形となり、身に付ける人や周囲の人に対して少なからず影響を与えるようになります。

こういった気や念というものは、身につけているものに強く残る傾向があります。
例えば、人の肌や汗などの体液、特に、感情的になっている時や、体調不良を起こしている時に触れているものは顕著にそれが見られます。
感情という観点から、人の思い入れが残りやすいもの、例えば人形や写真などにも気や念が宿りやすいです。
その中でも、人の感情、肌、血液などに触れた妖刀や呪い人形などは特に強力な邪気がついていることがあります。そのため、多大な影響を及ぼすことが多く厳重に管理されている物もあります。
また、それらは前の所有者が所有していた期間が長ければ長いほど、強く影響を残していることが多いです。
呪いのアイテムといった、いわゆる曰く付きの類いが危険視されるのはこれが原因です。
多くの人の手を渡りながら、その邪気や念といったものが大きく複雑化している場合があるのです。

これらの念は視覚化することができません。
目で見て、触って判断しようとしても大抵の方には分からないことが多いです。
第六感を鍛えることで感じたり視ることが可能にはなりますが、それには長い修業や才能が必要になります。幽霊が見えるかどうかと同じです。
では実際に、物に込められた邪気はどの程度の影響力があるのでしょうか。

邪気の危険性

物に宿った気はその殆どの場合、あなたの人生を助けるようなものではないです。むしろ妨げになるエネルギーとなる方が多い場合もあります。
邪気は小さなものから大きなものまであらゆる不幸を招きます。
思わぬ事故に遭って怪我を負う、会社や学校での評価が芳しくなくなる、最近運気がよくないなど日常生活では気付きにくいこともあります。
時に、命を落としてしまうような大事故を引き起こす可能性も。

逆に言えば、この特性を利用して他者に対して故意に害を与えることもできてしまいます。
悪い念を込めた品を贈り、相手に不幸を招くように仕向けることも可能です。気付くことが非常に困難なので、呪いにも使われる手法です。

もちろん、宿った念の全てに危険があるわけではありません。
幸運をもたらす物も存在するように、祝福が宿る場合もあります。
結局は所有していた人がどんな想いを抱いていたかが、大きく影響します。

とはいえ実際のところ、購入したり譲り受ける前に邪気が宿っているかどうかは基本的にわからないことが大多数です。
筆者自身も中古品を購入することが多いですが、何かが宿っていると判断できたことは一回もありません。ですので、潜在的な危険性に気付く方法を考えるよりも、「全てのものに宿っている」と考えて扱うことが重要です。

たとえ新品であっても制作や輸送中には必ず人の手に渡ります。他者が触れた時間がどれほど短くても注意するべきです。
人の手を介さない、機械生産品ならそのリスクは低くなりますが、ハンドメイド品や感情を込めて作られた作品には強い気や念が込められている場合があります。

浄化方法

ではどうすればこのような危険を回避できるのか、気になりますよね。

霊や念には純粋な水が効果的です。水道水でも構いません。
着る物であれば着用する前にまずは洗濯をしてください。
水は汚れだけでなく、霊や念も洗い流してくれます。
心配であれば塩とお酒を入れた水を用意して洗う前に10~15分ほど浸けるといいでしょう。これは浄霊方法のひとつでもあります。

アクセサリーなどの洗濯が不可能な場合は、数種類の方法があります。
例えば宝石を使用したものであれば、パワーストーンを使用した浄化方法を行うのが適切です。
有名なものであれば天然石チップスの上に置いたり、乾燥したハーブまたはお香に火をつけ、出た煙に数回くぐらせる方法があります。
ただし、使われている材料によっては更に効果的な方法があったり、逆効果になってしまう方法もあるので注意してください。

浄化方法はひとつとは限りません。使われている素材や方法によって、浄化の効き目も全く違ってきます。
試した浄化方法にもし効果がなければ、別の方法を試してみるのが大事です。

また、浄化に効果がないと感じたときは、保管場所にも注意してみてください。
保管場所は清潔に保たれていますか?
不潔にしている場所ですと悪いエネルギーが再び付着している可能性があります。
浄化を行う際は浄化の意図をしっかりと持ち、扱いには注意してください。

もう新品では手に入らないもの、中古だけどすごく気に入ったもの、人の思いが込められた芸術作品など、あなたの人生を豊かにするものや古物に出会った時、その出会いが不幸の始まりにならないように対処していきましょう。

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