今回は、筆者こと私が実際に経験した心霊現象のひとつを紹介します。
この経験が誰かの救いになれれば幸いです。
自宅で厄除けしているからと慢心していたら……
我が家では頻繁に心霊現象が起こるため、自宅の各部屋に厄除けを置いています。
しかし、外出先では厄除けの方法を知っているにも関わらず、持ち歩いていませんでした。
自宅に置いているから大丈夫だろう、と安直に考えていたのです。
これは、そんな考えが引き起こしてしまった、とある心霊現象の決定的瞬間です。
その日は、恋人とのデートがある日でした。
恋人とはもう数年来の付き合いだったので、気兼ねのないデートです。
行き先も話も、特別変わったところはありません。
全てつつがなく楽しむこともでき、とても充実したものでした。
なんの問題もなく帰宅し、同棲している恋人と他愛のない話をして一緒に寝ることになります。
もちろんここまで、自宅にある厄除けのおかげか心霊現象は全くありませんでした。極々平凡な1日です。
しかし、そんな代わり映えのしない1日の就寝中に、事件は起こりました。
泣き叫ぶ子供
その日は、夢を見ました。
そこはどこかの子供部屋で、二段ベッドの上に小さな女の子がいるのがとても印象に残っています。
年の頃は6歳くらいでしょうか。その子がわんわんと泣いているのです。
「パパ!」「ママ!」と必死に叫んでいました。その表情も鬼気迫るもので、不安と困惑で悲しく歪んでいるのがわかります。
その際、泣き叫ぶ子供の遠く背後の方で、両親らしき男女も見えていました。
言葉は判然としませんでしたが、子供に何かを伝えようとしている様子です。
唯一聞こえたのは、母親らしき女性が優しげな声で「夏子」と呼ぶ声。恐らくは子供の名前でしょう。
しかし子供には聞こえていないのか、ただわんわんと泣くばかりで、両親の呼びかけに気付いていませんでした。この子は迷子なのかもしれません。
これまでにも何度か霊に憑かれたことがあったため、これもその類いだろうとすぐに察することができました。
だからその時、ふと、思ったのです。「ああ、昔の私みたいだな」……と。
迷子の幼子が憑いた決定的瞬間!!
幼い頃は、誰しもが一度は迷子になってしまうものです。
いつの間にか側に両親が見当たらず、ひとりぼっちになってしまった時。
もう会えないのではないかという不安と恐怖に苛まれる感覚。
それを思い出してしまったのです。
だからでしょう。可哀想にと、目の前で泣き叫ぶ子供に対して同情してしまうのも、必然でした。
そう、まさにその瞬間です。
泣き叫ぶ声が間近に近付いてきて、瞬きをした瞬間……目と鼻の先に子供が居ました。
「夏子、夏子」と呼ぶ母親らしき声。未だ判然としない、父親らしき話し声。
その瞬間――布団の中、足下から"何か"が潜り込んできて、背中まで這い上がってくる感覚。
全身にぞくりと悪寒が走りゾワゾワと鳥肌が立ちます。
気付いたときには、身体はうんともすんとも動かず。
金縛りに遭っていたのです。
霊に取り憑かれた決定的な瞬間でした。
元々霊に憑かれやすい体質だったため、この感覚には経験がありました。
だからすぐに、ぞくりとした悪寒が"憑かれた"感覚なのだとわかったのです。
効果があった対処方法
治療での対処
次の日の起床後は、散々な有様でした。
ずしりとのし掛かる肩の重みはとても強く、日頃通っている整体師さんにも背中全体が酷く凝り固まっていると言われ、心配されるほどです。
リハビリのために短い期間で通っていたので、その急劇な悪化に整体師さんも驚いていました。
音での対処
帰宅後、すぐに音叉と水晶を持って鳴らしてみます。
これが効果的で、肩の重みの軽減に成功。
更に以前から懇意にさせていただいている霊媒師さんに連絡をし、お経などの対処法を教えてもらいました。
お経の動画があったので、寝ている間に流すことにします。
霊能での対処
幸いにも早めの対処であったからか、その日はぐっすりと眠ることができました。
しかし、次の日も肩の重みは強く、まだ憑いているようです。
そのため、霊媒師さんにもう一度連絡をし、きちんとしたお祓いをしていただくことになりました。
お祓いは無事に完了し、肩の重みもなくなりました。
その後はとくになにもありません。
今回は早めに気付けたこと、元々霊に憑かれた経験があったため冷静に対処ができたなど、これ以上の悪化は防ぐことができましたが、それでも精神的にとても辛かったです。
オススメ魔除け2選!
最後に、他にも私のように困っている方向けに、現在使用している魔除けを紹介します。
この事件の後、外出先でも憑かれないようにと厄除けを持ち歩くことにしました。
自宅に厄除けが置いてあるからといって、油断してはなりません。外出先にも危険は潜んでいます。どうかみなさんも気をつけてください。
蓋のない手鏡
風水では悪いものを遠ざける、厄除けや魔除けの効果があります。
身の危険が迫ると割れ、身代わりとして機能したり危険を知らせてくれることも。
神様にまつわるものとして、八咫の鏡もありますね。このことからも、鏡には特別な意味が込められていることがわかります。
※この手鏡は必ず「蓋なし」を選んでください。鏡の部分を覆ってしまうと効果がなくなってしまいます。
効力は落ちてしまいますが、割れるのが怖い場合は専用の手鏡入れにしまって持ち歩いても大丈夫です。
小豆のお守り
巾着袋に小豆を入れ、首飾りなどにして身に付けてください。
小豆の赤い色には厄や邪気を払って健康を願う効果があるとされ、古来より薬としても用いられてきました。
お彼岸におはぎをお供えしたりもしますね。
もちろん実際に食すのもオススメです。
まとめ
自宅では厄除けをしていても、外で憑かれてしまえば結局霊を家に招き入れてしまうことに気付けた貴重な体験でした。
今後は外出先でも手鏡と小豆のお守りを忘れずに身に付けるようにします。
みなさんもどうか気をつけてください。