近年、SNSが私たちの日常生活に欠かせない存在となっています。
特にSNS上でのコミュニケーションが急速に普及しており、誰でも簡単に友達や知り合いと繋がることができるようになりました。
しかしその一方で、SNS上で拡散される怪奇現象や呪いが話題となっています。
中でも、「見ただけで呪われる」チャットが多くの人々の恐怖を誘っているのが現状です。ここでは、そのような事件について詳しく紹介していきます。
呪いは拡散されていく
まず、呪いがSNS上で拡散される仕組みを説明します。
SNSでは、投稿された情報が瞬時に拡散され、多くの人々に共有されることが一般的です。
そして、そのような情報は短時間で広範囲に伝わるため、怪奇現象や呪いの情報も瞬く間に拡散されてしまいます。
例えば、あるツイートの中に呪いが含まれていた場合、拡散されることによって呪いもまた拡散され、多くの人々が影響を受ける可能性が高くなります。
小学生でも作れるレベルでいえば、「死ね」「きしょい」などのネガティブワードを隠し、読み手は気づかなくても脳が潜在的にそのワードを認識してしまい、決断や選択に影響を与える場合があります。
例えば、好きなものに対して悪印象を持ってしまったり、気分が落ち込んだり、能力が下がる場合もあります。サブリミナル効果などもその一例ですね。
サブリミナル効果といえば、動画や写真に一瞬で混ぜられた凶悪な画像や、実は心霊写真だったという画像、また、呪いの呪符や呪文、紋章が隠されている画像などもあります。
また、テキストでは斜め読みや縦読み、その他にもあるルールを使用すると読める、暗号化された呪いの呪文が隠れていることもあります。
本格的な呪いであれば、霊能者や魔術師による呪術や魔術の類もあります。
世界的に見れば呪術や魔術は現在でも多く使われている手法です。
呪物や魔術アイテムを画像内に忍ばせて呪術や魔術を作ることもできます。
テキストそのものが、見られたり読まれたりすることで発動する術というケースもあります。
友達を呪ってしまうチャット
呪いが拡散されたSNS上で特に恐怖を誘うのが、見ただけで呪われるとされるチャットです。
こういった呪いは「これを見た人は3日以内に6人に送らないと自分が呪いを受ける」という風に、恐怖を煽って拡散させるものもあれば、「いいと思った人はリポスト、嫌いな人はいいね」「詳しくはプロフィールで」などの文言で行動を促すものもあります。
このようなチャットは友達や知り合いから送られてくることが多く、うっかり開いて呪われるというケースが後を絶ちません。
例えば、友達から「これを見たら呪われるかもしれないけど、見てみて」というメッセージが送られてきた場合、多くの人はついついそのメッセージを開いてしまいます。
しかしその後、不可解な現象や不幸が続出することで、多くの人々がそのメッセージに呪いがかかっていたのではないかと気づき始めます。
ペットや子供がそのサインに気づいている場合もあります。
呪いのチャットを開いてしまった場合は、周りの変化にも注意した方が良いでしょう。
呪いだと気づいて対処できる人はまだいいです。
しかし、厄介なのが、気付いた人の話に興味を持った人が面白半分や「どうせ嘘だ」という気持ちでまた拡散するのです。
実際に呪われた人たち
実際に、見ただけで呪われるとされるチャットに触れた人々が、不可解な現象や不幸に見舞われることがあります。
彼らの多くは、最初はそのような呪いや怪奇現象を信じていませんでしたが、やがて彼ら自身に奇妙な現象が起こり始めたと証言しているのです。
このページで呪いを拡散しないためにも、詳細は伏せて大まかな状況だけをお伝えします。
例えばある女性は、友達から送られてきた「呪われたチャット」を開いた後、病名は伏せますが、段々と体調が悪くなったそうです。
全身検査をしても原因不明、医師にも治療法が見つからなかったと言われてしまいます。
そして、「あのチャットを見たせいだ」と送り主の友達に注意喚起をしたそうですが、それが発端で喧嘩になってしまい、友達を失ってしまったそうです。
その話を別の友達に相談したら、「呪いとか頭おかしい」とその友達とも疎遠になってしまい、心を病んで霊媒師に相談。それからは自分が呪いを使って復讐する側になってしまったという報告があります。
また、ある男性はそのチャットを開いた後、立て続けに親族が亡くなりました。
最初は呪いのチャットのことなんて忘れていたそうなのですが、「呪いのチャットが関係しているかもしれない」と気付いたのが、呪いのチャットを開いた後から急に、今回亡くなった人たちからの通知が増えたそうです。
これは、亡くなる人たちからの最期のお別れだったと信じようとしたそうなのですが、それだけでは終わりませんでした。
忌引明けに会社に出勤したところ、法律スレスレの理不尽な仕打ちを受けて職を失ってしまったと証言されています。
しかも、転職しようとしても業界で悪い情報が流され、業界での再就職が絶望的になったそうです。
呪いのチャットが拡散されたグループSNSでは、拡散した本人は気づいてないそうなのですが、それからの発言がまるで“人が変わったよう”になった人もいるそうです。
呪いのチャットを開いた後、金縛りや悪夢、ポルターガイストが起こるようになったという報告もあります。
これらの証言は、呪いが本当に存在する証拠にはならないものの、チャットを期に不可解な現象が起こったことは事実のようで、その話を見聞きした多くの人々に恐怖を与えているのです。
そして、呪いの影響を受けたと信じた人々は、その影響から逃れるために、呪いを解く方法を探し始めます。
呪いを解く方法はあるのか
呪いを解く方法についてはさまざまな説があります。
一部の人々は呪いを解くために特別な儀式を行ったり、お祓いをしたり祈りを捧げることを推奨しています。
呪いには呪い返しという手法もあり、とあるコミュニティでは呪いの連鎖が起きているそうです。
一方で、呪いが存在しないと主張している人が多く存在するのも事実です。
したがって、「呪われたチャット」を開くことで呪いや怪奇現象が実際に起こっているのかどうかは不明であり、呪いを解く方法についても科学的に証明された方法は存在しません。
そのため、呪いに対する最善策は、そのような情報をできるだけ見ないように注意すること、または見てしまっても拡散しないことが重要となります。
「SNSで呪われないために」
SNSの普及によって、私たちの日常生活は大きく変化しました。しかしその一方で、SNS上での情報は正しいとは限らず、実際には存在しないものである可能性も充分にありえます。
私たちは常に情報を見極め、信頼できる情報源から得られた情報に基づいて行動する必要があります。
さらに、SNS上での情報の拡散やシェアについても慎重な判断が求められるでしょう。
誤った情報や偽情報を拡散することで、誤解や混乱が引き起こされることが多いからです。
それを見た人が不快感や強い怒りを覚えれば、それが生霊になり呪いのような現象を起こすケースだってあります。
だからこそ、情報をシェアする前に信頼できる情報源から得た情報であるか、真偽を先に確認することが重要です。
最近ではSNS上で拡散される偽情報や虚偽の情報を排除するため、多くのプラットフォームが取り組みを行っています。
例えばFacebookやTwitterでは、偽情報や虚偽の情報を報告する機能を提供し、ユーザーが不適切な情報を報告することが可能です。
しかしながら、完全に虚偽の情報を排除することは困難なため、私たち自身が情報を見極め、正しい情報を選択することが必要でしょう。
「おわりに」
今回は、SNS上で拡散される呪いや怪奇現象についてご紹介しました。
この記事で読んだ情報からは呪いを受けたりすることがないよう処理してあるのでご安心ください。
呪いは文字や画像に隠されている場合が多くあります。
古くから伝わる呪術、宗教的な知識がないと気付けないものもあります。
また、悪意や利害のために仕組まれているサブリミナルな効果によって、呪いのような症状を引き起こすものがあります。
特に見ただけで呪われるとされるチャットについては、多くの人々に恐怖を与えています。
これらの情報は多くの人々に恐怖を与え、混乱や誤解を引き起こすことがあります。友達関係を悪化させるきっかけになる場合もあります。
しかし先に述べたとおり、呪いが実際に存在するかどうかは不明であり、呪いを解く方法についても科学的に証明されたものはありません。
そのため最善策はそのような情報を見ないこと、または拡散しないことです。
もし、本当に呪いの効果を実感してしまった場合は、すみやかに専門家にご相談されることをおすすめします。
家族や友達に相談する場合は慎重に。
その行為が呪いの拡散や人間関係の破綻に繋がる可能性があります。
SNSは私たちの日常生活に大きな影響を与える媒体です。
私たちは常に情報を見極め、正しい情報を得るために努力する必要があります。