何としても、どのような手を使ってでも手に入れたい。でも相手とあなた自身との間には越えられない障害がある。
そのような恋もありますよね。
そのようなときに「世の中の理ではまかり通らない道理を通す」 恋愛成就の蝋人形についてご紹介していきます。
蝋燭の人形で何ができるのか
人形を使った魔術といえば、相手の不幸を願う呪いの魔術についてはご存じだと思います。
しかし使い方を変えることで恋を叶える魔術的な力が人形にはあるのです。
キリスト教が広く嗜まれている西洋の地方では、蝋人形を用いた恋愛成就の呪いが存在しています。
人形を意中の相手に見立て呪いをかけることで、異性の心を意のままに操ることができるようになるのです。
この呪いによって、対象となった異性は次第に術者のことしか考えられなくなります。
そして相手は何としても術者を手に入れるため、自ら誘惑をかけてくるようになるのです。
愛の蝋燭人形の作成方法
蝋燭の人形を用いる呪いですから蝋人形は欠かすことができません。
意中の相手に顔も体格も瓜二つな蝋人形を用意する必要があります。細部にも手を抜いてはなりません。精工な蝋燭の人形を作りましょう。
蝋燭の人形には呪いをかけたい相手の名前を刻む必要があります。
蝋人形の胸と背中の二か所に名前を刻みましょう。このとき、相手の名前以外にも「〇〇(相手の親の名前)の子」のように親族の名前と相手との関係も刻むことでより効果が上がります。
この呪いは神の恩恵を悪用したものです。
そのため神へ相手がどのようになることを望むのかを明確に伝える必要があります。
神に対し、「意中の相手の名前」「相手をどのようにしたいのか」の二点を唱えましょう。
このように唱えることで何をしたいのか目的を明確化することができ、魔術としての精度を向上することができます。
蝋燭の人形はこのままでは意中の相手とのつながりが薄く、恋の呪いの効果が見込めません。
そのため相手の頻繁に通る道などで構わないので24時間埋めましょう。
このとき傷などがついてしまえば本人との形に違いが出てしまいます。そのようなことを避けるため、蝋人形は丁重に扱いましょう。
掘り起こした人形には術者自身の手で洗礼を行います。
三大天使ミカエル・ガブリエル・ラファエルの名を用いて、それぞれの名前で三度洗礼を行いましょう。
最後に蝋人形を術者自身の尿で浸し、乾かします。
この行程によって意中の相手を好きにすることのできる呪いの人形が生み出すことができます。
呪いをかける方法とそのリスク
作り出した蝋燭の人形を使えば相手を、術者の望むタイミングで、望む形で好きに操ることができるようになります。
例えば蝋人形の胸を針で突いてみたとしましょう。
そうするとたちまち相手は術者を思う気持ちに苛まれることとなるのです。
ふとした瞬間、術者のことであたまの中がいっぱいになる。
その繰り返しによって、自然と相手はあなたのことを意識するようになるでしょう。
「条件づけ」という名で科学的にも証明されている現象です。
しかし人を呪わば穴二つというように、呪いとは危険とも表裏一体。勿論リスクも抱えています。
蝋人形は術者の心のもちよう次第で大きく姿を変えるものでもあります。
呪いの蝋燭人形を火にくべたとしましょう。
意中の相手が恋い焦がれることを願ったならば、術者のこと以外考えられないような強い恋心を抱くことになります。
しかし相手を害することを願ったとき、たちまち命を脅かす強力な呪いへと様変わりすることでしょう。
呪いをかけるときは生半可な気持ちでは手を出さず、確固たる意志を持って臨む必要があるのです。