さて今回は、京都の東山から山科・滋賀方面へと抜ける為のトンネルとしてかつては使用され、現在は歩行者用のトンネルとなっている花山洞、通称『旧東山トンネル』を紹介していこうと思います。
この通称『旧東山トンネル』その他には、≪花山洞・花山トンネル・東山東山隧道≫と呼ばれている場所で、1903年に開通したこのトンネルですが、その後1964年に現在の東山トンネルが開通し、現在は歩行者専用のトンネルとなっています。
ここには、以前有名な霊能力者『宜保愛子』が訪れた際に、あまりの危険度に立ち入る事を拒否したと言う話もあります。
交通手段についてですが、公共交通機関を利用する場合は、京都市営バスの『五条坂』停留所から歩いて、約25分1.6㎞程の所に位置します。
車もしくは、バイクなどで訪れる場合の行き方としては、国道一号線を京都市内より山科区方面へ向かい東大路通りを越えると東山トンネルが見えてきます。
旧東山トンネルは、京都側から見ると東山トンネルの左手、山科方面から見ると東山トンネルの右手に位置しており、基本的には車などは止められないので、車は避けた方が良いでしょう。
もし車の場合は、途中で停車して歩いた方が無難ではあると思います。
≪京都府京都市山科区上花山旭山町≫
〇遭遇する心霊現象
この旧東山トンネルにて遭遇すると噂されている心霊現象の多くは、基本霊体との遭遇ですが、その中でも多いのが、『落ち武者の様な霊』で旧東山トンネルの方だけでは無く、東山トンネルの方でも、『事故を起こした首のないライダーが、自分のバイクを見つめている』という噂があり、この噂・目撃情報は、都市伝説の『首なしライダー』の元祖だと言われています。
この他には、『赤い服の女』や『新東山トンネルの方で霊に引き寄せられて事故死した人の霊が自身の死を嘆いて現れる』などの話があります。
〇心霊現象が起こるポイント・時刻・注意点
旧東山トンネルで起きる心霊現象が起きるポイントとしては、基本的には、トンネルの内部半ば程で起こる事が多いです。
時刻も特に決まった時刻と言いうものは無いので、ここ旧東山トンネルも、日が落ちてさえいれば特に何時でも問題ありません。
〇心霊スポット概要
冒頭でも触れましたが、心霊スポットとなっているのは「旧東山トンネル(正式名称:花山トンネル)」です。
横に車専用の新しい東山トンネルができてからは歩行者専用となりました。
赤レンガ造りとなっており、片側の入り口は植物に覆われ鬱蒼としているのが、更に年代を感じさせ、怖さに拍車をかけるような外観となっています。
この旧東山トンネル周辺は、平安時代に、死者を野ざらしにして葬る「風葬」の場所でした。
野ざらしにするだけでなく、遺体を木に吊るし鳥に肉を啄ませる「鳥葬」もしていたことで「鳥辺野(とりべの)」と呼ばれていたようです。
そして、この東山トンネルの辺りが鳥辺野を通り抜ける街道であった為、「死人谷(しびとだに)」と言われていたという話もあります。
中世以降も、墓地や火葬場が存在し、平安から江戸時代にかけて1万5千人もの人々が処刑された粟田口処刑場も点在していました。
また、かつて明智光秀が合戦に負け、逃げ延びた後に討たれたのがこの周辺だという言い伝えもあるのです。
その事もあってか霊体も多く集まっており『トンネルを通ると呪われる』と言う噂もありますし、戦国時代や江戸時代の霊の目撃証言が多いとも言われています。
この場所は、古くから心霊現象の起こりそうな要素が積み重なっていたのです。
また旧東山トンネルでは無く、新東山トンネルの方も実は心霊現象があるという噂があります。
都市伝説でも有名な『首なしライダー』の元祖の地としても有名で、深夜東山トンネルを通るとそこには首のないライダーが自らの事故を起こしたバイクを見つめている、と言う有名なお話があり、これが都市伝説、首のなしライダーの発祥と言われています。
これらの霊に引き寄せられて新東山トンネルの方でも、事故が多発しているとても危険な心霊スポットです。
このスポットを訪れる場合は、気を付けて探索してください。
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