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非人道的だが人を殺すほどの強力な呪い【犬神】

今回紹介する呪術は、様々なホラー作品などでも扱われている【犬神】という呪いの方法です。

古くから西日本を中心に伝わっている伝承で、近年でも四国や大分・高知などでは、根強く見られている呪術の方法。
歴史の人物である、長宗我部元親も恐れたとされる呪いの方法で、非人道的ではあるが、人を呪い殺せるほどの、尋常ではない強力な呪いを掛けることの出来る呪術なので、これより先に読み進める人は非常に注意して読んでいただきたいと思います。
※衝撃的な内容を含みますのでこれより先は自己責任で回覧するようお願い致します※

犬神を行う上で必要なもの

犬神の呪いを行う上で、必要なものは以下の通りとなります。

・犬
・刃物
・穴を掘るもの
・犬の餌

以上の4点があれば、犬神の呪いを執り行うことが出来ます。
この犬神の呪いは、、非常に強力な呪いの割には、準備するものが少なく、こんな準備で大丈夫なのか?と心配になっている方も多いかもしれないが、その理由はこれからわかるので、この先は覚悟が出来ている方だけ読み進めてもらいたいと思います。

犬神の呪術を行う方法

この犬神の呪いというものは、実際に呪いを執り行なうまでに時間を要する呪術方法であり、この時間によって増長させられた、憎しみ(怨念)が呪いの強力さを決めるので、非常に重要な部分となってきます。

手順・方法としては、以下の通りとなります。

1.まずは庭などの、人目につかないところに、犬が8割程度入る穴をります。

2.穴が掘れたら、犬の首から上だけ出るように、犬をその穴に埋めてしまいます。

3.犬の顔だけが出ている状態になり、地面から犬の首は見えているような形になれば、第1段階としては完成です。

4.次に、この首から上だけ出ている犬の目の前に餌を置き、ギリギリ届かない距離に常に餌がある状態で、犬には餌も水も一切与えず極限状態まで衰弱するよう、数日間その状態を維持します。

5.犬は飢餓状態から、非常に興奮し次第に人を恨むようになりだし、この憎しみが絶頂に達し、衰弱し始める頃を見計らい、憎しみが極限まで高まっているタイミングで、準備していた刃物を使い生きたまま犬の首を跳ね落とします。

6.犬の首を跳ね落としたら、その犬の首を呪いたい対象が通るであろう場所の地面に、バレない様に埋めておきます。

手順としてはこれだけのものです。
ただ、呪いの効果を上げるために犬の憎しみを極限まで高める必要があり、飢餓状態をギリギリまで追い込み、犬を追い詰める必要があるので、これに日数間の時間を必要とします。

呪いの発動タイミングとしては、跳ね飛ばした犬の頭を埋めた地面の上を人が通過すると、そこを通った全ての人間に呪いが伝播するという仕組みとなっています。
呪いの効果など度合いとしては、どれだけ犬が追い詰められていたかと言う『犬の憎しみの度合い』によって変化をします。
なので、基本的にはやはり飼い犬よりも、全く縁もゆかりもない犬のが良いです
また地方によっては狐を使う場合もあります。

犬神の注意点

この犬神の呪いというのは非常に強力な呪いで、『いとも簡単に人を呪い殺すことさえもできてしまう呪い』と言われています。
しかし、その方法というのは非人道的で、近年の動物愛護の観点から見ても、罪もない動物(犬)の命を奪うという行為自体が、まさに常軌を逸した行為。
呪いし自体を行った後も、犬の命を奪ってしまった事に対する良心の呵責に襲われ、呪い返しのように自分もその呪いの影響を受けてしまう人も少なくありません。

また一目につかない状況下で、犬を極限状態まで追い込むこと自体難しく、追い込まれれば追い込まれるほど、犬も激しく抵抗し、激しく泣くので、やはり一目に見つからない事自体がかなり難しくなってます。
また誰かにこの事を気づかれてしまった瞬間、明らかに非人道的な行為であるため、周囲からの非難は避けることができないなので、これらの条件をクリアできる人間でない限り、この呪術は決して行ってはいけない。

尚且つ、我々もやはり犬の命を一つ奪うという行為自体、やはり勧められたものではないので、できれば決して執り行って欲しくない呪術となっています。
正規の呪術師・魔術師に代行を依頼すれば、犬神と変わらない呪いの効果を得ることも可能なので、ここまで非人道的な行動を取る前に、まずは力を持った呪術師や魔術師に相談する事をオススメします。

犬神の呪いのメリットデメリット

ここまでにも何度か言ったが、この犬神の呪いのメリットというのは、やはりその『呪いの尋常ではない強力さ』でしょう。
この非人道的行為から生み出される呪いの効果というのは、他の呪術とは比較になりません。
力を持った人間が、正規の呪法で呪術を執り行った場合には、同様の効果を得ることもできるだろうが、力を持たない者が呪いを行う際に、これほどの効果をもたらすことは他の呪術では難しいでしょう。

デメリットとしては、これも先程言ったように、やはり人に気づかれずに犬を極限状態まで追い込むこと自体が難しいと言う部分。
また見つかってしまった時には、周囲から受ける非難は想像を絶するものだろう。

呪術を取り行った後に、良心の呵責に駆られ精神を病んでしまう人も少なからずいるので、この辺りは非常に注意が必要です。
またこの呪術は、はね落とした犬の首を地面に埋めることで、その上を通過したものに全員に、無作為かつ強制的に呪いを伝播するという発動トリガーであるが故に、特定の人間だけではなく、意図しない人間にまで呪いを伝播してしまい、関係のない不特定多数の人間まで同時に呪ってしまうのは、大きなデメリットだろう。

これらの観点から、この犬神の呪いという物は、非常に危険な呪術なので、やはり安易にオススメできるものではなく、できれば呪術師・魔術師に相談をして、違った方法で解決してもらうのが一番だと思います。

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