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有名掲示板2ちゃんねるで発生した呪術テロに使用された呪いの方法

2006年2月4日に、有名掲示板サイト「2ちゃんねる」の書き込みが発端で発生した呪術テロが存在します。
この話はチャンネルの中でも、かなり有名な話で、多くのホラー系番組やホラー作品の中でも取り上げられています。

今回は、この時に使用された「ネットを介して遠隔で人を呪う」ことのできる、呪いの方法についてお話をしていこうと思います。

呪いに必要なもの

この呪術を執り行ない相手を呪う為に必要なものは特に多くありません。
ネット環境とパソコン、もしくはスマホがあればとても簡単に行うことができます。

ただしこの方法において人を呪う場合、特定の人間に対して直接的にアプローチをかけると、呪い元がハッキリとわかってしまうので、呪い返しの危険性が非常に高くなります。
あくまでチェーンメールのような形で、相手に誰から呪いを伝播されたかということを気づかれないような形で、この呪術を執り行なう必要があります。

呪いの方法

この呪いにおいては、本質的な部分は相手に対して送った文章によって、相手が自ら自分の中に呪いを取り込むように誘導することです。
事前段階の部分は重要ではありませんが、今回は事の発端である2チャンネルによって、呪術テロが行われた時に使用された方法にならって説明をしていきます。

・ある日、「2ちゃんねる」にとある書き込みが上がりました。
その書き込みには、『絶対に見てはいけません』という言葉とともにURLが記載されており、そのURLをクリックすると「気味の悪い画像」へと飛ばされてしまうというものとなっていました。
その書き込みの次に、続けてこのような書き込みが行われました。
『画像を見てしまった人たち、供養させていただきますので、コップ一杯の水を用意してください。用意できたところでお呼びください。』
この書き込みに対して数人が、「画像を見てしまった」との反応を示しました。
すると、書き込み主は、『まずは部屋の電気を消してください。消したところでお呼びください。』と書き込みをしました。
それに返事をすると、次に『昇抜天閲感如来雲明再憎(しょうばつてんえつかんにょらいうんみょうさいぞう)』と、お経のような呪文を書き込み、『これを唱えた後に準備した水をすべて飲んでください』との指示を出しました。
そして最後に『これで供養は終わりです。おつかれさまでした』と書き込まれ、これによりこの書き込み主は消え、物議が醸された後にスレッドが終わります。

これだけでネットを介して、遠隔で相手に呪いをかけることができます。
この呪い自体がどういった呪いなのかというと、周辺を漂っていた悪いものを準備したコップの中の水に集め、それをの相手に飲ませることで、呪いを飲み込ませ、体の中に取り込ませるという呪術です。

この事件が有名になったのには、最後の「おつかれさまでした」と言うのが、「お憑かれさまでした」と言う意味だった事もあり、多くの人間の恐怖を煽ったことが原因で、実際に呪いの影響(霊障)を受けた人間が多かった為でしょう。

この呪いの注意点

この呪術において重要なポイントは、要は手順が重要なのではなく、『相手にコップ一杯の水を準備させる・電気を消させる・その後に先程の呪文を唱えさて準備した水を飲ませる』というこの手順自体が重要なのです。
この手順さえ踏んでいれば、前提は何であったとしても、呪術は成立します。

しかし、これをただ直接的にLINEやメールで相手に指示したところで、多くの人間は行わないでしょう。
その為に、この行動を行わせるトリガーとして準備されていたのが、2ちゃんねるの場合においては、先程の画像であったりというものになります。
形としては、どういった形をとって相手にこの手順を踏ませてもいいのですが、結局のところ誰から指示をされたのか、誰がこの行動を取らしたのかということが相手にバレてしまうと、呪術者がわかってしまうので、呪いが相手にかかってしまった段階で、自分に呪い返しが来てしまいます。

この呪術を執り行う上で、重要なポイントはその部分。
この呪いをかけた人間が誰なのかということが、バレないように執り行わないといけない以上、不特定多数に向けて呪いを発信した方が、呪いの元が分かりにくく、呪い返しのリスクが下がるということです。

例えば特定の相手に呪いをかけたいとして、その相手に直接LINEでこの指示を飛ばしたとします。
先程言ったように直接LINEやメールなどでこの行動を支持したところで、大抵の人は行わないでしょう。
もし相手が自分のことを信頼しており、伝えた通りにこの呪術を取り行ってくれたとして、相手が呪いにかかった時に、この呪いをかけたのが誰なのかということがすぐに分かってしまうため、呪い返しがあなたに対して起こります。

この部分は、この呪術を成功させるにあたって一番重要なポイントとなるので、相手にこの呪術を実行させるためのトリガーとなる部分をしっかりと練り込み、自分が相手に呪いを伝播したことを悟られないように注意しましょう。

この手法のメリット・デメリット

ここまで説明してきた中で、間の良い人であれば気付いた人も多いでしょうが、この呪いは相手に呪いをかけるまでの手順が非常に少ないのです。
呪いが完成するまでに必要な行動というのは、

1.コップに入った水を準備する
2.呪文を唱える
3.水を飲む

というこのスリーステップだけです。

この3つの行程さえ行ってしまえば、呪術が完成し簡単に相手に呪いがかかってしまいます。
呪術としては工程が非常に少なく、簡単に執り行えるというのが、この呪術のメリットでしょう。

さらに言うのであれば、この呪術は直接的に相手に関わらなくとも遠隔で相手に執り行うこともでき、自分の存在を気づかれにくいという部分もあります。
ただし方法を間違ってしまうと、直接的に相手に行動させることになってしまい、呪術者が誰なのかということが簡単にバレてしまい、呪い返しのリスクが高いのが、この呪術のデメリットでしょう。
この部分さえクリア出来てしまえば、非常に簡単かつ強力な呪いをかけれる有効な呪術だと言われています。

このような強力な呪いが、2ちゃんねるという有名掲示板で不特定多数の人間に、ランダムかつテロの如くばら撒かれてしまったこの事件は、霊能力者の間でも非常に有名な事件で、これを行った人間は、この世の中に計り知れないほどの憎悪・憎しみ・怒り・悲しみなどを抱いていたのだろうと言われています。

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