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【心霊スポットの原理】空間的な境界と魔

空間的な境界とは

「時間的な境界と魔」という記事で、「時間的、空間的境界」には「ケガレ」が生まれる、ということを説明した。今回は、「時間的な境界と魔」では軽くしか触れなかった「空間的な境界」と「魔」の関係性について考えてみたいと思う。

まず「空間的な境界」について詳しく考えたいと思う。

世界には、自然環境として山や川、海、が存在し、人が生きていく為の糧を作る場として田畑が存在し、信仰の場として寺社仏閣が存在し、生活の場として家や部屋が存在する。これらには全て「自然の空間」「農耕の空間」「信仰の空間」「生活の空間」というように意味付けが成されている。そして、「空間」の意味付けが変わる意味付けが変わる部分、それが「空間的な境界」である。

魔・ケガレの空間とは

そして、それらの「意味付けされた空間」の中には、「ケガレの空間」とでも呼ぶべき場所が存在している。多くの場合、「ケガレの空間」は「危険な場所」「魔の場所」とされ、そこへ近づくことは避け忌まれる。

「ケガレの空間」の発生条件は様々だ。「そこで人や動物が死んだ」という空間であったり、「凶作が起こった田畑」であったりする。また場合によっては、たとえ「神域」であっても時間帯によっては「ケガレの空間」となる。そしてその「ケガレの空間」は、道同士が重なる辻や山の勾配の分かれ目となる峠など、「空間的な境界」に発生することが多い。

「ケガレの空間」となってしまった場所は危険である。なので、そこで何かしらの「宗教儀礼」が行われ、その場所を「ケガレの空間」から「ケガレ」を取り払う。行われる「宗教儀礼」は地域によって様々だが、大抵は「道祖神」や「賽ノ神」「地蔵や観音」が祀られる。また南西諸島では、交差路やカーブ付近の家に石敢当の守り石が置かれていることもあるのでこれが目印になるだろう。

たとえ、儀礼を行い「ケガレ」を取り払った空間であっても、その空間は決して元の状態に戻ることはない。新たに「儀礼が行われた空間」と意味付けがなされるのだ。

その上、「ケガレ」は儀礼で完璧に取り払うことはできず、その空間の管理状態によっては「魔」が現れる、ということもある。例えば奄美大島には「ノロ屋敷」と呼ばれる空き家があり、これはうかつに立ち入ると祟られると言う。また、その家で儀礼が行われた後でも祟りは継続するとして恐れられる。

加えて、「儀礼が行われた空間」とはそれ自体が力を持つようになる為、時間帯によっては意味合いが「聖」から「邪」に反転する、という特性も持っている。そのため、より危険な「ケガレ」の空間になることもある。寺社仏閣などでの怪談に対して、「神様がいる場所で幽霊や魔物が出るのはおかしい」という反論をする人もいるが、時間帯によってその空間の意味が反転することを踏まえて考えれば、そう不自然なことでも無いだろう。

心霊スポットになりやすい場所の条件

これらの考え方は日常生活レベルで意識されることは殆ど無いが、例えば「心霊スポット」などは「空間的な境界」や「儀礼の行われた場所」に位置していることが多いのではないだろうか。

所謂「心霊スポット」と呼ばれるような場所は「池や沼の周辺」や「山の中の廃ホテル」、「トンネルの中」などが多い。これらの場所は、例えば「池や沼の周辺」であれば「水と陸地」、「山の中の廃ホテル」であれば「山という自然とホテルという人界」や「建物の内と外」、「トンネルの中」も同様に、「建造物の内と外」というような「意味付けされた空間」同士の境界で、その上周囲と断絶した特殊な状況なので、そこに「ケガレ」が発生することになる。その上で「人が死んだ」や「儀礼が行われていた」といった新たな意味付けが加われば、より一層危険な状態となるだろう。

また「異様に事故が多い交差点」などは、その場所の構造的な欠陥があるという理由が存在している場合もあるが、先に述べた「交差路に発生するケガレ」を軸に考えてみれば、そこも「魔所」のようになっている可能性もある。

寺社仏閣での怪談については、「神域」という場の特殊性から、「聖の空間」であるということと並んで「危険な空間」でもある。更に先に述べた通り、時間帯によって「聖」と「邪」が反転する、という特性を持っていることから考えれば、「神聖な空間」であるはずの寺社仏閣で怪談が存在するのも頷ける。

加えて、「心霊スポット」と呼ばれる場所の特徴として「心霊スポットの内と外で、気温が全く違う」というものがある。この温度変化については、それが霊によるものなのか、空間の構造的なものに由来する科学的な現象なのか、それは場所によって違うだろう。しかしながら、この温度変化も「空間的な境界」による「空間」同士の断絶であると考えれば、一応の理屈は通る。

以上のことから、「ケガレ」の思想を軸に「心霊スポット」について考えれば、その存在にはある程度の理屈があることが分かる。古くは「魔所」とされていた場所が、年月を経て「心霊スポット」と呼ばれるに至ったのだろう。

ただし、「魔所」はかつて避け忌まれ、儀礼をもって「祓う」という行為が行われてその安全性を確保しようとしたのに対して、「心霊スポット」は何の儀礼も行われていない手つかずの状態だ。その危険性は、「魔所」よりも上がっている事だろう。

遊び半分でそのような場に赴くのは危険極まりない行為なので、止した方が賢明と言えるだろう。

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