この世界のあらゆる文面を発展させてきた人類は、AI(人工知能)の台頭により主役の座を奪われようとしています。
シンギュラリティ(技術的特異点)が顕著になったこの現代社会は、まさに転換期を迎えようとしているわけです。
そこで今回の記事では、シンギュラリティ世界の転換期について解説します。
具体的には、人間が主役の過去と現在からAIの台頭が騒がれている未来に向けて、どのような変化が見られるのかをお伝えしていきます。
あなたの生きる世界を知るきっかけとして、この記事を参考にしてみてください。
【技術的特異点】シンギュラリティとは何か?
シンギュラリティとは、ある基準・常識に対する技術的特異点を指します。
今まで一般的に浸透していた概念が、将来は別の形で体現されようとしているという意味で使う用語とも言い換えられますね。
現代社会を騒がすシンギュラリティといえば、AIの発達です。
これまで人間の頭脳で考え、PDCAサイクルを活用しつつ生み出してきたビジネスや技術は、人工知能に取って代わられようとしています。
すでにAIをビジネスシーンに活用する企業もあり、深層学習(ディープラーニング)というシステムが組み込まれた人工知能は人知を凌駕する領域にまで達しているのです。
シンギュラリティ世界の転換期
2045年。
これは文明の主役が人間からAIへと移る時期、シンギュラリティ世界の転換期を指します。
これは、アメリカの発明家として名高いレイ・カーツワイル氏が設定した日付です。
2045年以降は、あらゆるビジネスや商談取引の場にAIが立ち合うようになり、SF映画のワンシーンでしか見たことのない光景を目にすることになるかもしれません。
先にお伝えしたとおり、深層学習(ディープラーニング)が搭載された人工知能を利用すれば、人間同士の会話と何ら変わりのないやり取りができるようになるからです。
この結果、以下のようなシンギュラリティが生じる可能性は大いにあります。
・部品工場は無人でOK。代わりにAIが指揮を執る。
・国の警備や危険物の取扱いなどもすべてAIが行う。
・大量生産が必要なすべての業務は人間の手作業ではなくAIが担う。
私たち人間からみれば末恐ろしい光景ですが、上記の事象が現実化する日は近いのかもしれません。
シンギュラリティ世界の転換期にみる人知の限界と可能性
シンギュラリティ世界の転換期にみる人知の限界と可能性を独自の観点から分析します。
筆者は、“技術革新の大半をAIが担う”という説については有力だと考えます。
自動車や家電、各種部品、住宅などは業績を上げている大手メーカー以外、倒産に追い込まれる可能性は高いでしょう。
ただし、人間的な感性を求められるクリエイティブなお仕事に関しては、人間への需要が完全になくなることはないはずです。
なぜなら、いくら深層学習(ディープラーニング)が取り入れられるとはいえ、創作活動における突発的な発想がAIから生まれるとは到底思えないからです。
例えば、音楽を作る作曲家、作詞家、楽器の演奏者、歌手、画家や小説家。探してみれば意外と多くの職業があります。
シンギュラリティ世界の転換期についての情報を受け、考えるべきことは山積みですよね。
私たち人間に限界はないとすれば、それは“発想力”の面に関して言えることです。
それ以外の部分でも、人工知能の台頭に対策できるようにしたいものです…。
2045年以前に生きる我々には、その責任があるのではないでしょうか。
人工知能は地球の生命の誕生のような自然的なもので産まれたのではありません。
生み出し、育て上げたのは紛れもなく人間なのですから。