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海外版のコックリさん【チャーリーゲーム】のやり方と注意点

メキシコの悪霊を召喚する降霊術【チャーリーゲーム】

チャーリーゲームとは、わかりやすく言うと「海外版のコックリさん」だ。「チャーリーチャーリーチャレンジ」とも呼ばれている。

「チャーリー」という悪霊を降ろし、質問をすれば「YES」か「NO」で答えてくれるというものだ。実際、方法や始め方、終わり方なども非常にコックリさんと酷似している。

チャーリーの正体は、メキシコのアステカ文明で語られる創造神「テスカトリポカ」
神様がなんで悪霊に・・。なんと、その神様、世界の支配者だったのだけれども、ケツァルコアトルを始めとした、神様同士の権力争いを幾度と繰り返し、人間を作り変え、終いには世界を滅ぼしたのだという。

古代アステカの時代に執り行われていたテスカトリポカの祭祀では、毎年、神官がテスカトリポカによく似た男性を選び、一年の間、神本人として崇め奉り生活させ、最後に自らの胸を切り裂いて、心臓を捧げて祭り上げていたという。

その背景からか、後に、キリスト教の宣教師らにより、テスカトリポカは「悪魔」として広められ、時には地獄の王とも呼ばれたそうだ。

メキシコには「チャーリー」という悪霊はいない。
「チャーリー」という呼び方は、スペイン語でテスカトリポカを意味する「カルリートス」を、英語の「チャーリー」に翻訳したものだと言われている。これだけでも「チャーリー」は、たくさんの国と人々を介して生まれた存在だということがわかるだろう。

この手の降霊術は、行われていている国の民族性がかなり強く出る傾向にある。このチャーリーゲームも、論理として「コックリさん」と近くとも、降霊術としては全く異なる霊体を降ろすことになると思われる。

本当に神様を呼び出すのなら、そうそう簡単にはいかないだろう。試してみたいという方は、そのへんのリスクや危険性についても考えておいてもらった方がいいと思われる。

今回は、チャーリーゲームの方法と注意点、また、「こっくりさん」との差異などについて解説してみよう。

<チャーリーゲームの方法>

チャーリゲームは簡単にできるのに「実際に成功した!」とか「その後に怪奇現象に見舞われた」という話や動画が後を絶たないので、やってみる際は完全に自己責任でお願いします。

準備するもの

  • 白い正方形の紙 1枚
  • 鉛筆 2本
    (長さが等しく、片方が削られているもの)
  • 参加者 4人

チャーリーゲームの手順

  1. 紙の四隅に一人ずつ立つ
  2. 一人が紙に十字を書く
  3. できた4マスに一人ずつが「YES」か「NO」を書く
  4. 十字の線の上に2本の鉛筆を十字に重ねて置く
  5. 自分が書いた文字の前に座る
  6. 紙に向かって4人同時に「Charlie Charlie, are you here?」と呼びかけてチャーリーを呼び出す
  7. 鉛筆が動くまで続ける

⇨最初に鉛筆が「YES」に動いた場合

  1. チャーリーに質問をする
    ※YESかNOで答えられるもの
  2. チャーリーを帰す場合は4人同時に「Charlie Charlie, can we stop?(チャーリー、チャーリー、止めてもよいですか?)」と尋ねる
  3. 鉛筆が「YES」に動くまで続ける

→鉛筆が「NO」にしか動かない場合

    1. 4人同時に「Charlie Charlie, go away!(チャーリー、チャーリー、帰れ!)」と強く言う
    2. 鉛筆を折る
    3. 紙を4つに引き裂く

⇨最初に鉛筆が「NO」に動いた場合

  1. 「Anyone not Charlie, go away!(チャーリーで無い者は帰れ!)」と強く言う
  2. 鉛筆を折る
  3. 紙を4つに引き裂く

チャーリーゲームを行う際の注意点

チャーリーへの質問は、YESかNOで答えられるものにすること。

紙にYESとNOを書く時は、必ず余白部分を残しておくこと。この空白部分は、チャーリーが「分からない」と答えるために必要な場所だ。この部分を残しておかなければ、チャーリーが混乱し、癇癪を起して参加者に危害を加える可能性がある。

チャーリーが帰るまで「Charlie Charlie, can we stop?(チャーリー、チャーリー、止めてもよいですか?)」と尋ね続ける

これは、「コックリさん」とも共通する部分だが、チャーリーが帰っていない状態で無理矢理終了させようとすると、チャーリーが癇癪を起し、参加者に危害を加える可能性がある。また、その場では危害を加えられずとも、参加者の誰かに取り憑き、後々危害を加えてくる可能性もある為、絶対にこの点は守らなければならない。

チャーリーがどうしても帰らない場合の「Charlie Charlie, go away!」は全員で、可能な限り強く言う

チャーリーは、人間に危害を加えることが出来る程度には力があるが、呼び出された状態のときにはそれほど力はないという人もいる。その人によれば、参加者が全員で帰ることを強く命令すれば、帰らざるを得ないのだという。ただし、命令の仕方が弱々しければ、チャーリーが帰らない可能性がある。なので、可能な限り強く命令することが不可欠らしい。

強制的にチャーリーを帰らせた際には、必ず紙を破り、鉛筆を折る

これは、チャーリーが再び降りてこないようにするためだ。

無理矢理帰らせたチャーリーが不満を持っていた場合、チャーリーゲームに使用した紙や鉛筆が残っていると、それを目印に再び降りてくる可能性がある。そうなってしまえば、ただチャーリーを帰さなかった場合と比較して、より深刻な危害を加えられることになる。

チャーリーゲームとコックリさんの違い

上記で紹介したチャーリーゲームは、「質問に答えてくれる霊を降ろす降霊術」という点で、コックリさんと完全に一致していると言えるだろう。

ただし、チャーリーゲームとコックリさんには、「呼び出すことのできる霊の種類」と言う点で、かなり大きな差異がある。

また、その点から派生して、リスクにも大きな差もある。そこで、チャーリーゲームとコックリさんの相違点について考えていこうと思う。

<呼び出す霊の種類について>

チャーリーゲーム

チャーリーゲームでは、その名の通り「チャーリー」という名の霊に限定して降ろす降霊術だ。

チャーリーゲームで降ろされる、この「チャーリー」という霊の正体については「テスカトリポカ」とする説があるが、正式な見解があるわけではない。

コックリさん

コックリさんは、「狐狗狸さん」と字をあてられることが多い為、多くの方は狐や狗、狸などの動物霊や、狐の神様が降りてきていると考えているかもしれないが、これは誤りだ。

「狐狗狸」とはあくまで当て字であり、それ以外の意味はない。では、実際には何が降ろされているのかといえば、これはその辺に存在している単なる浮遊霊である。その為、これといって特定のモノを降ろしている訳ではないので、行うたびに降ろされる例は変わっていることが殆どだ。

リスクについて

チャーリーゲームで降ろされるモノは、結局のところ「何者なのかはわからない」

なので、降りてくる対象が、何を望んで何をしてくるかはわからない。もし、危害を加えられたとしても、よっぽどの霊能者でも無い限り、それをやめさせる手立てはわからないのだ。

まあ、とはいえ、そのへんの一般人が呼び出せる霊など、気まぐれな低級霊くらいだとは思われる。が、しかし、もし、そこに霊媒体質の人がいたとしたら、どんなモノが寄ってくるかはわからない。

もし、本当に神様が降りてきたとしても、大変危険だと思う。

神様は、慈悲深いモノのように考えられる方もいるかもしれないが、基本的には大変危険な存在だ。神様は人間ではなく真理であり調停者でもある。人間が間違っていれば、それ相応の制裁は受けることになるだろう。

なので、「降ろすものの種類」という観点で考えれば、その辺の浮遊霊を降ろしているコックリさんの方が、はるかにリスクは低いと言える。

降霊術に安全なものは無い

基本的に、霊とやりとりすることに安全というものは無い。

霊とやり取りできるということは、霊にもメリットがあるということだ。そのメリットは、自分が思っていること、自分が支払えるものでは無いかもしれない。また、霊体は位が高くなればなるほど、その力も強くなる。ルールだって、人間の世界のものとは異なるかもしれない。

「みんながやってるから」「面白そうだから」という理由で手を出すと、その先の人生において、大きな被害を受けてしまうかもしれないということを、常に頭に置いておいて欲しい。生きている人間は「過去のこと」にできるが、霊の次元にとって過去や未来は存在しない。知らない間に重大なミスをしてしまうということがないよう、できるだけ降霊術は行わないことをおススメする。

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