降霊術・危険な遊び

海外の危険な【降霊術】ブラッディ・メアリー

降霊術ブラッディマリーには種類がある

ブラッディ・メアリーとは、肝試し的な要素を含んだ降霊術の一種である。
名前にもなっている「ブラッディ・メアリー」とは、女性の幽霊の通称でもあり、比較的若い、血まみれの状態の女のことだ。「ブラッディ・メアリー」の正体は、実子を殺した若い寡婦、幼い子供を亡くした母、若くして非業の死を遂げた女学生など様々な説が存在しているが、どの説も確固とした証拠は無い。

降霊術として、「ブラッディ・メアリー」の召喚の方法は何通りか存在している。今回はブラッディ・メアリーの方法を危険度順に紹介していきたいと思う。

ブラッディ・メアリーの召喚方法

ブラッディ・メアリー召喚方法その一:危険度C

準備するもの

  • 鏡(自身の顔と、その背後が写る程度の大きさ)
  • ろうそく1本
  • 真っ暗な部屋

召喚手順

  1. 深夜(月の出ている夜が望ましい)に、鏡の前に蝋燭を置き、火を灯してからその前に座る
  2.  「ブラッディ・メアリー」と三回唱える
  3. 鏡に映った自身の後ろにブラッディ・メアリーが現れる
  4. 対話を試みる場合は、決して後ろを振り返らず鏡越しに、ブラッディ・メアリーを注視しながら会話を行う。※絶対にブラッディ・メアリーから目を離さないこと
  5. 対話している最中、もしくは呼び出してすぐに、ブラッディ・メアリーが爪でひっかいてきたり刃物で切りかかるなど、傷つけようとする動きをしたら、その瞬間に確実に蝋燭の火を吹き消す
  6. 蝋燭の火が消えた段階で召喚は終了

ブラッディ・メアリー召喚方法その一:危険度B

準備するもの

  • 鏡(姿見)
  • ろうそく1本
  • 真っ暗な部屋

召喚手順

  1. 深夜(月の出ている夜が望ましい)、真っ暗な部屋に姿見を置き、その前に蝋燭を置いて火を灯す
  2. 火を灯した蝋燭の前に立ち、「ブラッディ・メアリー」と三回唱える
  3. 姿見に写った自身の背後にブラッディ・メアリーが現れる
  4. 対話を試みる場合は決して後ろを振り返らず鏡越しに、ブラッディ・メアリーを注視しながら会話を行う。※絶対にブラッディ・メアリーから目を離さないこと
  5. 対話している最中、もしくは呼び出してすぐに、ブラッディ・メアリーが爪でひっかいてきたり刃物で切りかかるなど、傷つけようとする動きをしたら、その瞬間に確実に蝋燭の火を吹き消す。また、あなたを傷つけようとする動きをしていなくても、5分が経過した段階で蝋燭の火は確実に吹き消すこと
  6. 火蝋燭の火が消えた段階で召喚は終了

ブラッディ・メアリー召喚方法その一:危険度A

準備するもの

  • 巨大な鏡(壁に設置するタイプ)
  • 燭台
  • 燭台に合った本数のろうそく
  • 燭台を置くための机(腰程度の高さ)
  • 真っ暗な部屋

召喚手順

  1. 壁に、巨大な鏡を設置する
  2. 深夜(満月の夜が望ましい)に鏡の前に机を置く
  3. 机の上に燭台に刺した蝋燭を置いて、火を灯す
  4. 火を灯した蝋燭の前に立ち、「ブラッディ・メアリー」と三回唱える
  5. 鏡に映った自身の背後にブラッディ・メアリーが現れる
  6. 対話を試みる場合は決して後ろを振り返らず鏡越しに、ブラッディ・メアリーを注視しながら会話を行う。※絶対にブラッディ・メアリーから目を離さないこと
  7. 1分が経過した段階で鏡に映っているブラッディ・メアリーを叩き割り、蝋燭の火を消す
    ※「ブラッディ・メアリー」があなたを傷つけようとする動きをした場合は、先に火を消してから、鏡を金槌で割る
  8. 砕け散った鏡の破片は翌朝、数カ所に分けて地面に埋める
  9. 鏡を埋め終わった時点でブラッディ・メアリーは終了

降霊術ブラッディ・メアリーについて

上記の方法は、「ブラッディ・メアリー」という特定の霊を降ろすために生み出されたアメリカの降霊術だ。

この「ブラッディ・メアリー」という女性の霊は、必ず呼び出した人間を傷つけようとする。傷つける方法は様々で、爪でひっかく程度の傷から、発狂、死に至るまで、多様なパターンが存在しており、傷の治りは遅く、場合によっては治らないことも有り得る。

鏡を用いるのは、キリスト教において悪魔や悪霊は鏡に封じ込めることが出来るという特性を利用し、「ブラッディ・メアリー」を鏡に映すのみに留め、実体化することを防ぐ意味合いがある。ただし、「ブラッディ・メアリー」は非常に強い悪霊な為、鏡に映った状態であって完全に封じ切ることはできていない。

なので、危険を避けるため、「ブラッディ・メアリー」が何かしらのアクションを起こした段階で蝋燭の火を消し、火の光と共に鏡に映った「ブラッディ・メアリー」を消滅させるのだ。

鏡を巨大化していくことによって、「ブラッディ・メアリー」は全身を鏡に姿を映すことになる為、対話の際の声は鮮明に聞こえてくる。ただし、「ブラッディ・メアリー」の存在もより鮮明になって危険度が上がる為、早い段階でブラッディ・メアリーを切り上げる。巨大な鏡を用いた際、最終的にそれを割るのは、鏡に残存する「ブラッディ・メアリー」の力を弱め、更に埋めることでその力を完全に封じ込めるためだ。

日本式であれば火で弔うのが主流だが、キリスト教圏では土葬であるため、そのまま埋める。ちなみに、月が出ている夜に行うのは、月の光が様々な魔力を底上げする力を持っているからである。

降霊術ブラッディ・メアリーの目的

降霊術とは、主として霊との交信、対話を行うことを目的に発展してきた手段だ。その目的はブラッディ・メアリーも例外ではなく、彼女との対話がこの降霊術の目的だ。

ただし、対話が出来たからといってメリットがあるわけではなく、利己目的で行うのに適した降霊術ではない。その点を踏まえた上で、「霊との対話」という超常的な現象を体験したい方のみ、上記の方法を守った上でブラッディ・メアリーを行っていただきたい。

降霊術とは、故人の遺志や考え、知恵を求めて研究されてきた技術だ。それが民間に降り、遊戯的な要素の強い降霊術が多数生まれてきた。そういった降霊術のほとんどは、さして効果もない無害なものだが、中にはブラッディ・メアリーや、それ以上に危険を秘めた民間降霊術も存在しているのだ。

なので、肝試し的な用途で不用意に手を出すことはお勧めしない。

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