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簡単な藁人形の作り方

藁人形の作り方と言うのも、いくつか方法があるのですが、今回は、その中から、比較的簡単と思われる、藁人形の作り方を、実際に作っている様子を撮影した写真と動画も合わせながら説明していきます。

1.藁人形作りに必要な物

先ず最初に、藁人形を作るにあたって必要な材料や道具ですが、入手が困難な物は無く、全て比較的簡単に手に入り必要な物が殆どです。
必要な物は以下の通りとなっていて
・藁(アマゾンやホームセンターの園芸用品で購入可能)
・紐(ナイロンやビニールのものでなければ可)
・ハサミ(藁の切れる裁ちバサミなど園芸用のもの)
以上の3つがあれば、藁人形を作る事が可能です。
後は、上記以外に藁をまとめる『クリップ』(洗濯バサミなどでも代用可)・大き目の段ボール箱・ブルーシートなどがあればより作りやすいと思います。

2.藁人形を作る(腕編)

藁人形を作る時、先ず最初に腕の部分から作って行きます。
先ずは適量(今回は、軽めに人差し指で輪っかを作る程度の太さ)の藁をつかみ、軽く端をどちらかに揃えます。

端を紐で縛っていくのですが、その前にクリップがある場合は、縛りやすいようにクリップで縛る場所の手前を留めておきます。
あらかじめ30~40㎝にカットした紐で、端から5センチ程の所を【巻き結び】で縛ります。
≪巻き結びの方法はこちら≫


巻き結びをした事によって、紐が緩んで藁がほつれたりする心配がなくなるので、そのまま余っている部分の紐を藁に巻き付けて、最後に丸結びでしっかりと解けない様に縛って余分な部分の紐をカットします。
反対側も長さに目途を付けた所で、同様に縛っていきます。

両端がしっかりと縛れたら、長さを整えて端を揃える為に両端をカットしていきます。


これで先ずは、藁人形の腕となる部分が完成です。

3.藁人形を作る(胴体編)

腕が出来れば次は、胴体や足となってくる本体部分の制作になります。
大部分は、腕と同じですが、先ず最初に藁の束を作る時に、胴体部分の場合は、腕よりも1~2周り太目になる様にします。
腕と同じ要領で先ずは、端を片方縛って行きます。
片方を縛ったら、藁の束を半分に分け、そこへ先ほど作った腕を挟んで行きます。


胴体に腕を挟み込んだら、腕の下を縛り腕が抜けない様にしっかりと固定していきます。

これで藁人形の胴体部分は完成です。

4.藁人形を作る(足編)

腕が固定でき胴体部分が完成したら、次は、足となる部分を作っていきます。
先ずは、胴体部分の縛っていない方を縦に半分に分けます。

胴体を分けたら、分けた根元の所から少し離したところを縛ります。

縛ったところから等間隔でもう1カ所縛り、反対も同じように縛って片足2ヶ所、計4ヶ所縛っていきます。

足が出来あがったら、頭と足先の部分をカットし、長さと先端を整えます。

最後に軽く全体を整えれば藁人形の完成です。

今回紹介した方法は、比較的簡単で、一般的な作り方となっています。
動画にて、藁人形の作り方を確認したい場合はこちらを参考にしてみて下さい。

今回ご紹介した、上記の作り方以外にも、腕と胴体の部分に紐を掛けて完全に動かない様に固定する作り方や、紐を中にしまいこんで見えない様にする作り方等もありますが、それによって呪術自体の効果が左右されると言うものではありませんので、特に気にする事は無いかと思います。
この藁人形の作り方は、藁人形の販売業者など呪術者でも、この作り方で藁人形を作成している呪術者が多い方法となっています。

今回は、分かりやすい様に赤の毛糸で作っていますが、基本的には、麻縄など自然の物のが好ましいと思います。
尚、赤の紐で作ったのもは、恋愛成就などの呪術使用に向いているとされています。

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