心霊体験コラム

宗教やスピリチュアルなどのオカルトはガセ(嘘)なのか?

多くの人が、占いやスピリチュアルなどを信じることはなく、霊の存在もまた「ガセ・嘘」であると考えています。
しかし、そんな人達の中でも、多くの人間が「宗教については完全に信じている訳ではないが取り行ってしまう」という場合が多く、どこか否定しきれない人も多いのではないでしょうか?
今回はこういった人達のためにも、占いやスピリチュアル・霊の存在・宗教などについてお話をしていこうと思います。

オカルトは存在する?

まず大前提として、今回この記事を執筆している私はオカルト「肯定派」です。
当サイトを運営している丑の刻呪術研究会の中でも、この「オカルト肯定派・否定派」という部分は、綺麗に全員が全工程している人間ばかりではありません。
基本的には、オカルト全般に興味のある人間達が集まり、呪術を実際に行ったり、心霊現象・歴史的背景の研究などを行っている訳ですが、もちろんその全てを肯定している訳ではなく、「間違っているものは間違っている」「ガセであるものはガセである」「実際に危険なことは危険である」という部分を検証するための研究会で、基本的には否定から入る人間も研究会の中には存在します。

今回、この記事を執筆している私自身は、基本的には「肯定派」ですが全面的にオカルト現象・オカルト理論を全肯定しているわけではなく、多角的検証をモットーとして活動している研究会の一人です。
私の場合は、占いというもの自体を全面肯定するわけではなく、もちろん占いに出たから全てが当たるとも思ってはいませんが、占いが意味のないものであるとも考えていません。

私もこの研究会に所属し、研究会に所属している他の研究員たちと様々な検証などをしている中で、化学や物理では説明のつかない現象を実際に目の当たりにしたことも多く存在します。
しかし、他の研究員達と検証を執り行なっている中で「これはオカルト的要因だ」と多くの研究員が信じていたにもかかわらず、実際に検証をしている中で「これはまったくのデタラメでガセである」という結果にたどり着いた現象も多く存在しています。
そのため、オカルト全般がガセと言えるわけではありませんが、世の中にはガセであるものを多く存在しているというのは否定できないのが事実です。

昨年テレビ番組の「マツコの知らない世界」に山口敏太郎先生が出演された際、心霊動画についてお話をされていた放送回がありました。
私もこの回は、山口敏太郎先生が出るということもあり拝見させていただいたのですが、この放送回において山口敏太郎先生がお話しになられた内容というのは、これまで多くの有名霊能者が「これは非常に危険な映像です」と言ってきた有名心霊映像が、実は「自分の知人である映像作家が作ったものである」というオカルト業界を揺るがすような大暴露だったのです。
私はこの放送回を見た際、これほど有名な心霊映像が作り物であったということを大暴露しているその姿に、驚きを隠せず非常に衝撃を受けました。
更に話はこれだけに終わらず、その後もいくつかの映像を紹介し「これもあれもそれも全て知り合いの作家さんが作ったものです」と紹介していき、『世の中の心霊映像は全て作り物だ!!』という様な展開でこのまま番組が終了するのかと思っていました。

しかし、ここで最後に山口敏太郎先生が「しかし、だからといって全てがガセで作り物というわけではないんです」という方向に話を切り返し「どう頑張って技術を屈指したところで、絶対に作ることのできない心霊映像というものが、やはり世の中には少なからず存在している」と話し出しました。
その後、いくつかどうしても説明のつかない本物の心霊映像というものを紹介し、番組をそのまま終わりを迎えます。

この放送回を見た時の私の感想としては、自分自身いくつか説明のつかない経験もしていることもあり「やはり作り物であったり、作り話のものが多いというのは事実である」と思いましたが、「やはり世の中には説明のつかないオカルト現象などというものも存在している」という認識となりました。
この様に、世の中で語られている「スピリチュアル・占い・宗教・心霊現象」などという『オカルト全般』は、いわゆる「オカルトビジネス」という物の中で、お金になるからやっているというガセのものも多いと思いますが、それ以上に『少なからず実際にそういったものは存在する』という考えを強める結果となりました。

占いスピリチュアルは意味がある?

これは、研究会の中でもよく議題に上がり討論される内容なのですが、「占いやスピリチュアルというものは意味があるのか?」「実際に存在するのか?」という話は答えのない討論であると言われています。
オカルト否定派からすれば、占いやスピリチュアルというものは、「ホットリーディングやコールドリーディングなどといった話術を用いて、巧みにその人のことを言い当てていると思い込ませるものだ」という主張になります。
しかし、オカルト肯定派の人間たちからすれば「話術だけでは説明のできない部分を的確に言い当てることができる以上、占いやスピリチュアルは存在している」という主張となります。

先程の部分でもお話をしましたが、基本的には「肯定派」である私ですが、私は「全面肯定派」というよりは「存在していてほしい」という気持ちが大前提にあり、その上で中立の立場で客観視し「ガセであるか実在しているか?」ということを判断します。
その上で私がこの研究会に所属し、討論を重ね様々な検証を行っている上で現在感じている答えは、私は占いやスピリチュアルというものは、実際に存在しているかしていないかということを確定することはできないが、意味のあるものかないものかという部分に焦点を当てれば『大きな意味を持つものである』という結論に至っています。

占いやスピリチュアル自体が実際に存在しているかどうかという話になると、我々もこれまでに多くの霊能者であったり、スピリチュアルカウンセラー・占い師という人達とも関わる機会が多々あり、実際に我々自身その力を実演してもらい、検証することを日常的に行っています。
その中で冷静に分析をすれば、誰にでも当てはまる内容を話している人もいれば、やはり具体的かつ個人名などまでしっかりと言い当ててしまう占い師なども存在しています。
その為、一概に否定も肯定もできないというのが実際のところであると私は感じています。

しかし、私はスピリチュアルや占いなどだけに限らず、オカルト全般を科学的観点などからも検証を行うタイプなので、このスピリチュアル・占いなどといったものについて話をする際にも、オカルト的観点ではない部分からも「検証・考察」を行う訳ですが、そういった観点からも検証した結果、私の中では「占いやスピリチュアルが決して意味のないものではない」という結論に至りました。

何故このような結論に至ったかという部分を説明していくと、例えば占いに行った際その占い師自体に占いの力がなかったとしても、基本的に誰にでも当てはまるような観点の状況指摘などによる巧みな話術によって誘導された話であったとしても、その占い師が話している内容によって「後ろ向きだった人間が前向きになったり」「悩みを抱え鬱屈していた気持ちが解決さる」「気持ちが軽くなる」また、自己肯定感の低い人が占いによる自己啓発によって今まで以上の力を発揮したり、パフォーマンスが上がるという結果が現れることは大いにあると思います。
これに関しては、占い・スピリチュアルである必要性があるかと言われれば、一般的な心療内科などで受けることの出来る「カウンセリング」などでも同じ効果を得ることができると思います。

結局のところ、占いやスピリチュアルカウンセリングなどに対して「自分自身が価値を見出し、良い方向に向かっていけるかどうか」という部分に焦点を合わせて話をするのであれば、占い・スピリチュアルがオカルト的な要因で何かを引き起こすものでなかったとしても、実際に自己啓発などの効果によって良い方向に向かうのであれば、大いに効果のあるものであると私は考えています。

宗教や霊の存在

ここまでお話をした様に、占いやスピリチュアルに関してはこういった反面がありますが、では「宗教」はどうでしょう?
日本というのは、「仏教」と「神道」の両方を取り入れている人も多く、仏教徒なのにも関わらず神社にお参りもするし仏も祀っていると言う様な状況も多く、宗教に対しての関心が薄くおかしな事になっている国でもあります。

この辺りがオカルトに対する関心の薄さや疑念を抱く大きな要因となっていると思いますが、では、それほどまでにオカルトに対して疑念を抱いているにも関わらず、なぜ多くの人が仏教の教えに沿った行動をとったり初詣に行くのでしょう?
これは、どこか完全に否定しきれない部分がやはり心の中に存在しているため行ってまうのでしょう。

しかし、仏の教えも神の教えも冷静に読み解けば、それは生活を豊かにする処世術であったり、指向性・考え方の問題をより良い方向に導くものが多く、仏が存在していなかったとしても、仏の教えを遵守すること事態に害はなく、むしろ良い方向に向かうということをオカルト否定派の人間であったとしても、多くの人間が感じているからなのではないでしょうか?

また、オカルト否定派でこういったオカルト要素の存在を認めていないにも関わらず、霊の存在を「怖い」と感じるのは、やはり霊の存在というもの自体を否定しきれない要因があるからではないでしょうか?
「霊なんて存在していない」「心霊現象は科学で説明がつく」と言っている人間も、お化け屋敷に行けば怖がるし、何者かの気配に恐怖を感じます。

実際多くの場合、科学的に説明のできるものも多いのですが、やはり科学では説明のつかない現象も多く存在しています。
私自身それを今までに何度も体験しているが故に、オカルト的現象を完全に否定することは難しく、やはりオカルト「肯定派」という立場になっています。
肯定派である理由として、私の場合はオカルトというもの自体が好きという性質がある為に、半分は「オカルトが存在していてほしい」という希望的観測も含まれているという部分もあり、やはり多くのものがガセであるということ自体は否定できませんが、実際に説明のできないオカルト現象なども世の中には多く存在しており、完全に否定することはできません。

総括

占いやスピリチュアル・宗教・心霊現象などといった「オカルト的要因」がガセなのか?本当に存在しているのか?という部分の最終的な結論としては、私は『存在している』と考えています。

ただし、ここまでお話をしてきたように、こういったオカルト的要因に関しては「ガセであるものも非常に多く」中にはタチの悪いガセも存在しています。
こういったものに騙されない必要はあるのですが、ガセだからといって意味のないものでもなく、もし占いやスピリチュアルなどを頼ろうと思うのであれば、否定から入るのではなく、占いの結果なども「そういったものに気をつけて生きた方が、より良い生活が送れるのかな?」、スピリチュアルカウンセリングにしても「人生の処世術・自己啓発」と考えて話を聞けば、たとえその占い師やカウンセラーに特別な力がなかったとしても、決して意味のないものではなく、生活を豊かにするものとしては大いに意味のあるものとなると思います。

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