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世界の影に潜めいた魔術結社3選

世界には、有名な魔術師を創設者とする様々な魔術結社がありますよね。

その多くは実態を知ることのできない“秘密結社”となっていますが、知名度の高い団体は活動内容などを各所で一部公開していたりもします。

そんな謎の多い魔術結社。どんな団体なのか、すごく気になりませんか?

そこで今回の記事では、世界の魔術結社のうち3つを厳選紹介します!!

ファンタジー小説の中でしか見聞きしたことのない秘密の団体について学びましょう!

【イギリス】黄金の夜明け団

世界の魔術結社の中で最も有名なのは、“黄金の夜明け団”です。

19世紀末頃、ウィリアム・ロバート・ウッドマン、ウィリアム・ウィン・ウェストコット、マクレガー・メイザースら3名によりイギリスで創設されました。

教義としては、カバラ(ユダヤ教の伝統に基づいた神秘主義思想)を原点に、西洋の錬金術・タロット・魔術等の隠秘学を実践・研究し、西洋魔術の基礎を築いていたようです。

有名になったきっかけは、当時の欧州で流行していた“神秘主義思想”に基づいた理念を持ち合わせていた為です。また、記号や数字だけだったタロットカードを絵柄の仕様にする等、一般の人にも隠秘学を分かりやすいものにし広めていったこともあるのではないかと思います。

同団体の参加者名簿には、ノーベル文学賞の受賞者であるW.B.イェイツや20世紀を代表する魔術師であり彼の有名な魔道書「法の書」の執筆者アレイスター・クロウリーなどが名を連ねていました。

そのほか、絶世の人気を誇った舞台女優のフロレンス・ファーやアイルランドの革命家兼女優として名高いモイナ・メイザースらも次いで黄金の夜明け団の参加者となりました。

最盛期には100名もの団員が名を連ねており、当時の社会に大きな影響を与えた団体だったのです。

今でこそ多様化する西洋魔術も、当時は特殊能力をもつ人材のみによって展開される“サロン形式の団体”が主流でした。

【アメリカ】暁の星

黄金の夜明け団は後々内部分裂を起こし、メイザース派とファー派に分かれますが、その頃アメリカで“暁の星”という魔術結社が創設されました。

暁の星を執り仕切るのは、ファー派を率いるフロレンス・ファーであり、社会的体面を重んじる魔術的思想を展開していったとされています。

しかしその直後、ファーは暁の星を退団し、代わりにブロディ・イネスとロバート・ウィリアム・フェルキンらが代表の座に就きました。

その後も多くの分裂を繰り返し、暁の星は多くの団員を失いました。

元団員らは儀式的な魔術のあり方を批判し組織を再編したり、既存の別団体へ再加入をし直したりと目まぐるしい活動を展開していたようです。

団体名については、ラテン語のStella Matutina(明け方の星)という意味から、日本では「暁の星団」や「曙の星団」などと訳され、暁の星団と呼ばれています。

【ドイツ】薔薇十字団

17世紀初めのドイツで知名度を上げた“薔薇十字団”は、ヨーロッパ圏の魔術的思想を取りまとめたような魔術団体でした。

キリスト教神秘主義・新プラトン主義・パラケルススの思想を教義としています。

C.ローゼンクロイツを開祖とし、以下のような4つの文書を公表しています。

・『全世界の普遍的・総体的改革』

・『薔薇十字団の伝説』

・『薔薇十字団の信仰告白』

・『化学の結婚』

これら4書の販促ならびに普及運動に努めていたのは、J.V.アンドレーエであり、当時のヨーロッパ圏の再生を目的としていたようです。

また、人々を死の恐怖から救う為に、120年もの間、不老不死について研究をしていたとされています。

こうした活動を行う傍らには、かの有名な小説家・シェークスピアや「我思う、ゆえに我有り」という言葉や方法的懐疑の生みの親、哲学者デカルトらがいたとされ、19世紀末の象徴主義にも大きな影響を与えたとされています。

しかしながら、実際には薔薇十字団は存在しないと言われたり、フリーメイソンに同じ名前の秘密結社がある・日本にも実はある等、謎の多い団体です。

 

意外と社会に影響を与えていた!!

私たちの世界を形作ってきた先人たちの中には、魔術結社の開祖も含まれまれていたのです。

先人たちは現代の私たちにあまりにも多くのモノを遺しました。

教科書等でよく見る思想・主義や黄金の夜明け団のタロットカードもそうですが、私達が普通に見ているものも、意外にも魔術結社が関わっていることがあるようです。

物事の変化の影には"Who done it?"なぜ起こったのか、"How done it?"どのようになされたのか、という事は必ず付きまとってきます。

そして大きな集団とはたいていの場合、社会に対して影響を与えることの出来るような力が集まるのです。

魔術の力かどうかは分かりませんが、ある意味大きなものを動かす力を持っていた、ということにもなるのではないでしょうか。

過去現在、そして未来の世の中の変遷を知り予想するという意味でも、こうした団体について学ぶことが大切だといえますよね。

 

 

 

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