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世界に広がる奇妙な習わし3選

生まれてから1度も海外に飛んだことのない人は、少なくはありません。

そのような方はきっと世界の奇習を知らないでしょう。

日本の風習を常識と捉え、日々を過ごしているはずです。

 

でも、世界は広く未知の習わしにあふれています。

あなたにとって、にわかに信じがたいことを“常識”とする人たちは確実にいるわけです。

そこで今回の記事では、世界の奇習3選をご紹介したいと思います。

あなたの知らない地で当たり前のように行われている風習にも目を向けてみてくださいね。

足の成長を無理やり止める 纏足(てんそく)

纏足とは、幼女の足に布を巻きつけて成長を止める中国の奇習のことです。

この奇習の起源は10世紀頃とされ、纏足を施された足は“金蓮”と呼ばれていました。

当時の中国人からみた金蓮は社会的地位の高さ・頭脳明晰さ・美しさを象徴するもので、都市部から農村部にいたるまで多くの女性を対象に纏足が行われてきたのです。

 

この奇習を続けてきた女性の足の指はすべて小さく折れ曲がり、子ども用の靴も履ける程のサイズにおさまります。

当然、"まとも"に歩けるわけもありません。

しかし当時の人々はそのよちよちと歩く姿をかわいらしいとして賞賛したのです。

今でこそ纏足の概念は廃れつつありますが、私たち日本人からすると信じられない奇習ですよね…。

首の長さこそが女性の美 首長族

続いてご紹介するのは、タイ・チェンマイに伝わる“首長族”という奇習です。

5歳の誕生日を境に幼女に首輪をつけ、女性美を追求することが目的とされています。

らせん状に伸びる首輪は1セットあたり5、6キログラムもあり、これを身につけるだけでも一苦労なのだそうです。

首輪のもつ重さによって肩には大きな負荷がかかります。

その負荷は肩の位置を大きく下げ、その結果として首を異常に長く見せるのです。

 

ただ、あまりにも重く高さのある首輪をつけていることは勉強の妨げになるとされ、現代のタイ人の間では“すっかり廃れてしまった奇習”といえます。

常に重さ5キロ以上の首輪をつけて生活することは、筆者を含め誰にとっても辛いものがあるでしょうね…。

痛みを堪えて歯を研ぐ シャープ・ツース

最後にご紹介するのは、インドネシアに伝わる“シャープ・ツース”という奇習です。

本来の人間の歯を鋭利な刃物のように研ぐという、何とも信じがたい風習になります。

こちらは、同国のメンタワイ族とコンゴ民主主義共和国のザッポザップ族の間で浸透していました。

 

国内サイトでは情報が不足していたため、ここから先は海外サイトをもとに得た情報です。

シャープ・ツースは女性のみを対象として行われ、歯の先が細く鋭利であればあるほど美しいといわれています。

将来の結婚相手となる男性に見初められるため、あるいは誰の目から見ても芸術作品のような女性美を実現するために痛みに耐えながら歯を研ぐのだとか…。

 

「どう考えても日本人の私たちからすれば拷問でしかない!」と感じるような奇習も、世界レベルでみると1つの立派な風習にすぎないのでしょう。

今回の記事でご紹介した世界の奇習は、いずれも“女性のみ”を対象に行われてきたものであり、現代では廃れている様子がうかがえます。

 

その風習が導入されたきっかけとして常にあったのは、“美の追求”と“男性の目を引くため”という価値観だったように思えますよね。

 

 

 

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