今回ご紹介するのは、京都市は山科区にある心霊スポットで、京都の心霊スポットの中でも3大心霊トンネルと言われるほど有名な心霊スポット、【厨子奥(ずしおく)トンネル】についてご紹介していきます。
かつて罪人を隔離していた地の山科の中でも、特にいわくのある場所が集中している辺りに位置している、この厨子奥トンネルは、そのすぐ脇には墓地もあり、まさに心霊スポットと言わんばかりの雰囲気を醸し出しています。
交通機関を利用する場合は、京都市営地下鉄・東西線の【御陵】より、徒歩で約10分程の所となっており、比較的交通機関でも行き易い心霊スポットとなっています。
車で行くこともできますが、厨子奥トンネルそのものは狭く自転車や歩行の人専用となっていますので、自転車やバイクで行くのが良いかもしれません。
≪京都府京都市山科区御陵荒巻町２７−７≫
〇遭遇する心霊現象
ここ厨子奥トンネルでは、後の増設部分であるコンクリート側の部分の『壁に描かれている観音様に悪戯をすると呪われる』と言う噂が一番有名なものとなっています。
その他にも、この厨子奥トンネルは、トンネル自体が霊道となっており、この『トンネルを通るだけで呪われてしまう』や『トンネル内に霊が現れる』と言う話も多々あります。
入り口脇にあるお墓にも霊がよく出るとの噂もあり、厨子奥トンネル周辺は霊だらけで、心霊写真も良く撮れる様です。
〇心霊現象が起こる場所・時刻・注意点
心霊現象が起こる場所としては、殆どは、『厨子奥トンネルの中』で起こりますが、入り口脇のお墓も噂の多い場所となっています。
時間帯としては、お昼でも心霊写真が撮れたと言う話もありますが、やはり夕暮れ時から深夜にかけてがメインのスポットとはなっています。
注意点としては、車で訪れると殆どの人が、入り口直ぐの所にある駐車場に車を停める人が多いのですが、その駐車場は、お墓の駐車場となっているので、お墓参り以外での駐車は禁止されています。
無許可での駐車は絶対にやめましょう。
また、夜になると辺りも暗くなり人通りも少なくなります。片方のトンネル入口に「ちかん注意」の看板もあり、実際に多発しているのかは判りかねますが、心霊現象どころか犯罪に巻き込まれる恐れがあるので、夜は十分に注意をしてください。
〇心霊スポット概要
この心霊スポット、厨子奥トンネルは、正式には、『岡の西橋りょう』と言う名称で、元々単線の線路だったのですが、昭和19年に単線から複線にする工事が行われました。
その時に元々あったレンガ造りの単線部分に、複線工事で増えた部分のコンクリート造りの部分が増設されたので、今の様な半分レンガ造りで、半分がコンクリートづくりのトンネルになったと言われています。
コンクリート側の入り口直ぐの所に、かつては観音様が描かれており、この観音様に悪戯をすると呪われたり、不幸に見舞われるという有名な噂があったのですが、現在では、その観音様の絵は殆ど消えてしまっています。
やはり何かあったのか？それとも誰かが噂を知って面白半分に悪戯をして消してしまったのか？もし誰かが面白半分に消したのであれば観音様を消した者達はその後一体どうしているのでしょうか..........
またレンガ造りとなっている側の厨子奥トンネル入り口に脇には、お墓があるのですが、このお墓には無縁仏のお墓も多くあり、やはり何かしらのいわく的なものを感じずにはいられない場所となっています。
冒頭でも軽くふれましたが、この厨子奥トンネルのある一帯は、いくつか心霊スポットなどが密集している場所です。
これまでの関西心霊スポットでも取り上げてきた、粟田口処刑場や東山トンネル、将軍塚・義経が平家の侍を惨殺した刀を洗ったことに由来される血洗町などの名所が点在しています。
また、トンネルの近くには「日ノ岡ホッパラ町」と呼ばれる場所がありますが、「掘原町」が由来だそうで、処刑された罪人を掘って埋めていた場所だからこの名前になったのだとか。
粟田口処刑場で処刑された罪人がこの地へと運ばれて埋められたのでしょう。
このような歴史のあるいわく付きの場所である為、観音様の絵は消えてしまってはいるものの、何かは起りそうな気がしてきます。
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