今回ご紹介していく心霊スポットは、京都の心霊スポットの中でも指折りの、最恐心霊スポットの１ヶ所である【深泥ヶ池】についてご紹介していきたいと思います。
この心霊スポット、深泥ヶ池は、中でもタクシーとは縁の深い心霊スポットとなっており、京都では『深泥ヶ池では乗車を拒否しても良い』と言うのがタクシー業界の中では会社で決まっている所があるほどの、超有名心霊スポットです。
怪談話で、深夜の京都市街でタクシー運転手が1人の女性を深泥池まで送り、到着して後ろを振り向くと既にそこには女性の姿はなく、後部座席はぐっしょり濡れ、女性の髪の毛が残されていた…。
このような話を見たことがある方は多いのではないでしょうか。
この深泥池は、例のタクシーにまつわる怪談話の発祥の地なのです。
京都市の北の方にあり、周りは山に囲まれた自然豊かな場所にあります。
交通機関としては、電車ならば京都市営地下鉄の『北山』駅下車、徒歩10～15分という所です。
徒歩が厳しい場合は、京都市営バスの『深泥ヶ池』下車で目の前に到着します。
≪京都府京都市北区上賀茂深泥池町≫
〇遭遇する心霊現象
この心霊スポット『深泥ヶ池』で一番有名な心霊現象は、『深泥ヶ池まで乗せた女性客がいつのまにか消えている』『深泥ヶ池の付近でずぶ濡れの女性が乗って来たがシートには濡れた後だけあり女性は消えている』、と言うのが一番有名な心霊現象となっています。
この他にも、夜池の付近を歩いていると池の中に引きずり込まれてしまう、という噂もあります。
〇心霊現象が起こるポイント・時刻・注意点
心霊現象が起きるポイントとしては、深泥ヶ池から周辺地域全体に及んでいます。
時刻的には、基本的には、夜間の目撃や遭遇が多くなっています。
注意点としては、深泥ヶ池の水中植物は、天然記念物にも指定されており、深泥ヶ池に限った話では無いのですが、決して汚したり、荒らしたりしない様に気を付けましょう。
夜間はかなり暗くなるので、池周辺を歩く際は気をつけてください。
冒頭でも少しお話しましたが、京都のタクシーは深泥ヶ池ではお客を乗せなくていい、と言う暗黙の了解の様な物があり、会社によってはハッキリと明言している所もあります。
したがって夜間ともなると基本的にタクシーは通らず、呼んだところで深泥ヶ池は迎えに来てもらえない事が殆どなので、車などで訪れていない場合は、交通機関の時間は気を付けましょう。
また逆に車などで訪れている場合は、決して周辺で人を乗せない様にしましょう。
〇心霊スポット概要
この心霊スポット『深泥ヶ池』は、古くは、紀元前・氷河期の時代から存在する、日本最古の池とされています。
氷河期の頃より生息している生物と、真逆の環境である温暖地の生物が共存しているという、学術的にもとても価値のある場所で、深泥ヶ池の一部生物は、天然記念物にも指定されている程です。
山に囲まれた自然豊かな場所にあり、池の大きさは全周約1.5km、水面には水草が一面に生えており、中央には植物の残骸で出来た「浮島」と言われる小さな島があります。
水深は、浅い所で５m深い所では20m程もの深さがあり、水の底には泥が数メートルも堆積しています。ここで溺れると死体が上がらないとも言われています。
深泥ヶ池は昼間は自然豊かな景勝地ですが、様々な噂が積み重なり、有名な心霊スポットとなりました。
それは、冒頭のタクシーの怪談話だけではありません。
深泥ヶ池には、近隣に精神病院があり、良くここの患者さんが病院を抜け出しては、深泥ヶ池で溺れて死んでいると言う事が多々起きている様です。
深泥ヶ池自体、水深がかなり深い所もある上、底の泥に足を取られ自力では上がれなくなるそうなので、ここでの入水自殺や事故がよくあったのではないかと思います。
水底にはたくさんの白骨死体があるという噂もあるようですね。
また、深泥ヶ池は昔から「この世とあの世の入り口」と言われており、平安時代には鬼が貴船からの出入り口にしていた、という言い伝えがあります。
節分の日には豆まきの風習がありますが、その昔、鬼を退治するために深泥ヶ池に豆を投げ込んだら鬼が現れなくなったという伝説が元になっているようです。
近くには、豆まき発祥の言い伝えがある「深泥池貴船神社」があるようですので、ついでに行ってみるのも良いかもしれません。
深泥ヶ池は、古くから心霊にまつわる噂のある、京都ならではの心霊スポットとも言えますね。
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