今回ご紹介する『ミッドナイトゲーム』というのは、自然崇拝や多神教の信仰において、教えに背いた者を罰するためのものであったとされる、古くから伝わる呪いの儀式の一つ。
儀式を行ったものは、体に瘢痕ができると言われており、非常に危険な儀式にも関わらず、現代においてもそのやり方は未だ言い伝えられている。
また、これだけの強力な儀式にも関わらず、そのやり方というのは比較的簡単な方法であるため、その気になれば簡単に行うことができてしまう。
この『ミッドナイトゲーム』によって現れる「ミッドナイトマン」と呼ばれる存在に捕まってしまうと、内臓を引きずり出され死を迎えてしまうと言われており、危険な儀式であるため、自ら望んで行うような儀式ではないのだが、もしこの儀式を行おうと思っているような人間がいるのであれば、このことを理解した上で取り行ってほしいと思います。
※どの様な心霊現象に見舞われたとしても当サイトでは一切の責任を負いかねます※
ミッドナイトゲームとは
ミッドナイトゲームとは、冒頭でも少し説明をしたように、かつては罪を犯した異教徒を罰するために行われていた呪いの儀式であり、この儀式を行った者は、精神的恐怖によりトラウマとして体に瘢痕ができると言われている。
また、このミッドナイトゲームによって現れるといわれている、ミッドナイトマンに捕まってしまうと、体の中の内臓を一つずつ引きずり出され死を迎えてしまうと言われており、このように罪人を裁くための呪いの儀式であったため、自ら望んで儀式を執り行うメリットというものは本人には全くない。
このように本人に全くメリットはなく、非常に危険な儀式にも関わらず、現代においてもそのやり方というものは、ハッキリと受け継がれており、またその方法自体も非常に簡単なものとなっている為、誰でも簡単にすぐ取り行えてしまう儀式となっている。
現代においても面白半分で手を出すものがあと立たないが、その結末はどれも悲惨なものとなっていることは言うまでもない……
ミッドナイトゲームを行う上で必要なもの
ミッドナイトゲームを行う上で、必要なものは以下の通りとなっている。
・紙
・書く物(ペン・鉛筆など)
・マッチ
・ロウソク
・塩
・木製の玄関扉
・自分の血液
これら7点の物が揃っていれば、ミッドナイトゲームを行うことは出来る。
ミッドナイトゲームのやり方
ミッドナイトゲームのやり方に関しては、以下の通りとなっている。
また、前提条件として「儀式の下準備が深夜12時(午前0時)までに準備が終わっている」ことが前提条件となる。
1.まず紙に自分のフルネームを書き、その上に自分の血を一滴つけ、その血が紙に染み込むまで少し待ちます。
2.紙の準備ができたら、家中の電気を消し、玄関扉の前に行き、準備した紙を扉の真下に置きます。
3.紙を置いたらロウソクに火を灯し、火をつけたロウソクを紙の上に置きます。
4.これらの準備ができたら、玄関扉を22回ノックします。
この時に注意しなければいけないのが、22回目のノック(つまり最後のノック)が必ず深夜12時(午前0時)丁度になるようにノックしてください。
※これを間違えてしまうと、儀式自体が失敗してしまうので注意してください。※
5.22回扉をノックしたら、扉を開け、ロウソクの火を消し先程開けた扉を閉めます。
※これによって、ミッドナイトマンを家の中へと招き入れます。※
6.ミッドナイトマンを家の中に招き入れたら、再度ロウソクに火を灯します。
7.ロウソクに火を灯すとミッドナイトゲームが始まります。
※ロウソクに火を灯した時点で、ミッドナイトゲームが開始となり明かりが全て消された暗闇の家の中で、あなたはロウソク1本の明かりを頼りに、午前3時33分までミッドナイトマンから姿を隠し続けなければなりません。※
7.ミッドナイトゲーム中にロウソクが突如消えた場合は、ミッドナイトマンがあなたのすぐ近くにいることを意味します。
この時、10秒以内に再びロウソクに火を灯すことができなければ、あなたはミッドナイトマンに捕まってしまいます。
もし直ぐにロウソクに火を灯すことができなかった場合には、自分を囲むように円形状に塩をまきます。ミッドナイトマンに捕まる前に塩をまくことが成功すれば、その中から決して動くことなく、午前3時33分になるまでじっと身を潜めて待ちます。
8.ロウソクの火が消えた時に火を灯すことに成功していた場合は、ゲームが続行されているので、再びミッドナイトマンから逃げて下さい。
9.午前3時33分まで逃げ切ることができれば、ミッドナイトマンはあなたの家から出ていき、あなたは無事朝を迎えることができます。
基本的に午前3時33分までは、7~8の繰り返しです。
もしロウソクの火が突如消えてしまった場合に、10秒以内に再度ロウソクに火を灯すことが出来ず、塩を撒くことにも失敗した場合には、ミッドナイトマンが最も恐怖を感じる形となって、あなたの前に姿を現し臓器を一つ一つ引きずり出し行きます。
もしミッドナイトマンに捕まってしまった場合には、あなたは声も出せず、体も動かない中、その激しい痛みに耐え続けるしかなくなり、悲惨な結末を迎えることとなります。
ミッドナイトゲームのメリット・デメリット
ミッドナイトゲームの「メリット・デメリット」についてですが、冒頭から言っているように、このミッドナイトゲームを行うメリットというものは一切ありません。
何故なら、この儀式というのは罪人を裁くためのものであり、他の交霊術・心霊術のような何かを得るために代償を払ってその力を借りるといった儀式ではないからです。
冒頭から一貫して言ってるように、このミッドナイトゲームは百害あって一利無しの呪いの儀式であるため、この儀式を執り行うこと自体おすすめはしません。
ただただ自分に危険が及ぶだけの、呪いの儀式でしかないので、ハッキリ言ってデメリットしかありません。
ミッドナイトゲーム中に、ミッドナイトマンが自らの近くにいるかどうかを判別する方法としては、
・突然体温が低下する
・ロウソクの火が灯っているにも関わらず、真っ暗になってしまう
・人型の影が視界を横切る
・ささやく声が聞こえる
などの現象が起こる。
こういった現象が起きた場合には、あなたのすぐ近くに、ミッドナイトマンがいる証拠なので、すぐにその場を移動して、ミッドナイトマンから逃げて下さい。
更に、このミッドナイトゲーム中に『※絶対守らなければならないルール※』というのがいくつか存在する。
このミッドナイトゲーム中に守らなければいけないルールというのは以下の通り
・懐中電灯などの光源を使ってはいけない
・ミッドナイトゲーム中に寝てはいけない
・照明などの明かりをつけてはいけない
・他人の血液を決して使ってはいけない
・ライターなどの火をろうそくの代わりに使ってはいけない
・自らミッドナイトマンに近づこうとしてはいけない
これらを決して破らない様に、細心の注意を払っておかなければ、悲惨な結末を迎える事になるでしょう。
日本では割とポピュラーな降霊術の1種である『ひとりかくれんぼ』と似ているように感じる人もいるかもしれないが、本質的には全くの別物。
「ひとりかくれんぼ」は、あくまで降霊術であり、霊を降ろすことで霊との交信を図るための儀式であるのに対し、『ミッドナイトゲーム』は罪人に罰を与えるための呪いの儀式である。
その本質は全く違ったもので、「ひとりかくれんぼ」と違い「ミッドナイトゲーム」は百害あって一利無しの『呪いの儀式』なので、儀式を取り行ったところで全くメリットはない事だけは理解してもらいたい。