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由来と力も解説!世界の聖地7選

神・仏・成人と密接に関係する聖地は、人生で1度は訪れてみたい神聖な場所です。

日本における一般的な聖地は神社や寺院などとされていますが、それ以外にも高次の存在を肌で感じられるパワースポットは無数にあります。

自国のみに限らず、世界各国を旅して周り、あなたの知らない聖地への知見を広げてみることも人生の醍醐味といえるのではないでしょうか?

さっそくこの記事では、由来と力も解説!世界の聖地7選についてお伝えしていきます。

日本最大級の霊地 出雲大社(日本)

島根県にそびえる出雲大社は、毎年多くの観光客でにぎわう日本・神道の聖地です。

祭神を大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)とし、日本神話の『古事記』や『日本書紀』などでも馴染みのあるスポットになります。

 

出雲大社が創設される前、大国主大神は国譲りの交渉に応じていました。

現在の島根県にあたる広大な土地を譲る代わりに、自身の暮らしていた住居を高い位置に移動させ、立派な社にすることを条件としたのです。

そして、大国主大神の条件を呑んだ高皇産霊尊は、大繩を使って高く太い柱を築き、天にも届くような高く立派な社を築きました。これが現在の出雲大社設立までの由来です。

 

こうして建てられた仏教の神道の聖地・出雲大社の力は、主に「縁結び」に作用します。

ただしこれは、恋愛に限ったことではありません。

人間同士の繋がり、絆、信頼関係などを強める「広義の意味合い」における縁結びにご利益があるのです。

「二拝・四拍手・一拝」の参拝作法を守り、ぜひ出雲大社に訪れてみてくださいね!

モーゼが十戒を授かった地 シナイ山(エジプト)

続いて紹介するのは、エジプト・シナイ半島南端にあるキリスト教の聖地・シナイ山です。

こちらは『モーセの十戒』で知られるキリスト教徒が訪れるスポットであり、別名でホレブ山とも呼ばれています。

聖書の中でもシナイ山についての表記がちらほらとありますが、こちらはモーセが神から十戒を授かった場所とされているのです。こうした背景からその土地の人々に広く信仰されるようになり、世界に名をとどろかせる伝説の聖地となったわけです。

 

シナイ山には神が宿るとされ、神を信仰対象とするキリスト教徒のみならず、イスラム教徒やユダヤ教徒までもがこの地で参拝を行うという説もあります。

各教徒から絶対的な信仰対象とされる神に祈ることで、知恵と安息を授かれるともいわれていますが、「神にすがる」姿勢では願望成就の力を貸してはもらえません。

「いつも見守ってくれてありがとうございます」と感謝する姿勢を持って祈りを捧げたのちに、聖地・シナイ山の力としての知恵と安息を手に入れられるでしょう。

多くの宗教を魅了した聖地 エルサレム(イスラエル)

パレスチナ自治区・イスラエルに建つエルサレムは、イスラム教の聖地です。

その昔、カナンと呼ばれた土地を利用し、先住民であるセム系民族に設立されたのが由来になります。

エルサレムは紀元前930年頃にユダ王国の支配下に置かれ、戦地として利用されたことから再建されています。この戦いこそが、かの有名な『エルサレム攻防戦』です。

それから数百年の歴史を経た313年には、イスラム教のほか、キリスト教の聖地としても愛されることになりました。

 

そんなエルサレムの力は、「人間を魅了する圧倒的な雰囲気を醸し出すこと」でしょう。

実はこのスピリチュアル的な力が問題視されることもあり、一説によれば「エルサレム症候群」という病名まで付けられています。

「エルサレムを訪れた人間は、その不思議な雰囲気に魅了され、依存してしまう」という話がよく挙がっています。スピリチュアルな力を持って生まれた人が同地を訪れる決心を固めるまでは、少し時間がかかりそうですよね。

今日も信者から礼拝を向けられる メッカ(サウジアラビア)

サウジアラビアのマッカ州に位置するメッカは、イスラム教の代表的な聖地です。

「同教徒はメッカの方角を向いて礼拝を行う」なんて話を聞いたことがありませんか?

どこで何をしていようと、イスラム教徒である限りは、1日5回の礼拝を無視することは許されず、1回につき3度の礼拝を義務付けられているのです。

 

メッカの歴史は古く、2世紀のはじめにはその地が築かれていたとされています。

当時は「マコラバ」という地名で書物に表記されており、アラブ人の聖殿として信仰されていたカアバ神殿の跡地ともいわれているのです。

メッカは「その方面に住まう人たちの憧れの地」という意味を持ちます。そこから転じて、祈りを捧げた人たちに人望や名誉が集まるよう、力を貸してくれると考えられますよね。

キリスト誕生の地 ケルン大聖堂(ドイツ)

ドイツのケルン大聖堂は、言わずと知れたキリスト教の聖地です。

イエス・キリストの誕生に、こちらに参拝したとされる博士の遺骨を、ローマ皇帝・フリードリッヒ1世が持ち帰り納めた場所でもあります。

こうした背景から、キリスト教徒の厚い信仰を得続けているケルン大聖堂は、高い芸術性を持つゴシック様式の建物です。

そのため、ケルン大聖堂を訪れた人には「芸術性を高める」力があるとも考えられます。

キリスト教徒の情熱が集まる同地は、数ある聖地の中でも選りすぐりのスポットなのです。

ソロモン王所縁の地 タフテ・ソレイマーン(イラン)

イラン西部に位置するタフテ・ソレイマーンは、ゾロアスター教の聖地です。

湖畔の遺跡、火山湖、城壁などに囲まれた同地は「ササン朝ペルシャ」の跡地として世界遺産に認定されています。

また、タフテ・ソレイマーンはペルシャ語で「ソロモンの玉座」という意味合いを持ち、ゾロアスター教徒から祈りを捧げられています。

その力については未知数な部分があれど、ゾロアスター教の3大聖火といわれる祭司の火・戦士の火・農耕または遊牧民の火を思えば、勝負運や商業運を開花させる力を持つと推測できますよね。

カースト制度の頂点が修行した バラナシ(インド)

インドのガンジス川沿いにあるバラナシは、ヒンドゥー教と仏教の聖地です。

同地については、インドの叙事詩『マハーバーラタ』に明記されており、バラモン教徒が修行のために利用していたスポットだということがわかります。

バラナシ各宗教の聖地というだけでなく、現地民にとっては今も政治、経済、文化の中心街とされているため、金運や芸術性を引き上げる力を持つという説が有力です。

 

世界の聖地は、まだまだ数え切れないほどあります。

一般に知られているメジャーな聖地だけでなく、ニッチで解明されていない部分の残る地にも足を踏み入れてみたいものですよね。

 

 

 

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