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神仏融合とは?日本で進化した宗教!

2019/08/17

日本で独自に進化した宗教の信仰体系として、「神仏融合」という概念があります。

別名で「神仏習合」とも呼ばれるのですが、神道と仏教が合わさった考え方として明治維新以前には幅広く親しまれていました。

 

鎖国体制を長らく続けていた江戸の終わりから明治初期にかけての日本は、当時の世界的にも現代に生きる私たちからみても“非常に閉鎖的な国”という印象が根付いていますよね。

そうしたイメージを払拭するべく諸外国に倣うように、臣民たちから取り祓われたのが、「神仏融合」の信仰体系なのです。

さっそくこの記事では、神仏融合とは何か?日本で進化した宗教について解説します。

200年前まではポピュラーだった神仏融合とは?

神仏融合とは、神も仏も同一視する価値観を指します。

明治維新が起こるまでの日本では、「神仏融合」が基本的な信仰体系であり、神社もお寺も区別をつけないという特徴がありました。

 

神仏分離の世界で生まれた私たちからすればお寺に初詣に向かう、などという事は違和感を感じることだと思います。

神を奉るのが神社、仏の教えを広め守るのがお寺です。

しかし神も仏も同じものだった当時は当たり前のようにその二つも同様に扱っていたのです。

 

・日本に元々存在したのは神道だった

今でこそ神道も仏教も我が国に浸透する2大宗教といえますが、元々の日本には神道だけが存在したのです。

神道とは、文字通り、神様を信仰する信仰体系です。

私たちの目には見えない存在である神様を強く信じ、崇め、穢れを持ち込まないようにするという教義がありました。また、禊(みそぎ)も神道教義のひとつです。

・神社で行う手洗い、お清めの儀式、お祓い

・滝行として知られる禊

こうしたものは、今でも廃れていない日本の神道に基づく伝統的な儀式なのです。

神仏融合の信仰体系が取り払われた理由

日本で神仏融合の信仰体系が取り払われた理由は、外国との交流が盛んになったからです。

ペリー来航などを経て、日本は世界各国に存在する独自の宗教教義を知りました。

そこから、“その国ならではの特徴的な信仰体系を持つべきだ”という声が挙がりはじめ、明治維新を機に発令された「神仏分離令」を境に、神仏融合は廃れていったのです。

 

ただし、今でも神様と仏様の違いを知らずに生きている日本人は大勢います。

“目に見えない大いなるパワーを持つ存在”としてしか神仏を認識できず、それ以外の違いについては未だに浸透しきっていないのが実状です。

神仏融合の信仰体系が崩れる前後で日本に訪れた変化

神仏融合の信仰体系が崩れた前後で、日本にはどのような変化があったのでしょうか。

これについては疑問が残る部分も多いのですが、“神仏の区別がつくようになった”というのが現時点での正解でしょう。

・神様…この世の万物の創造者(諸外国ではThe Creatorと呼ばれる)

・仏様…現世で悟りをひらいた者

神仏融合が解かれ、「神仏分離」が日本の信仰体系へと変わっていくにつれて、神仏それぞれの概念が明確になりました。

 

ここからは筆者の見解になりますが、仏様とは何かを説明する必要がある時、私たちは、おのずと「亡くなった方」を思い浮かべませんか…?

お亡くなりになった方のことを、仏さんなどと呼ぶこと呼ぶこともありますよね。

 

人間が命を終える瞬間には、過去の経験や願望をまとめた「エンドロール」のような映像が頭の中で流れるといいますよね。

この現象を「悟りをひらく」と例え、亡くなった人たちを仏様と呼ぶこともできるのではないかと思います。

我が国に伝わる宗教の基本的な信仰体系を理解し、人生を謳歌する上での知恵として大いに役立てましょう。

 

 

 

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